自民党新総裁本命・石破茂が党内で嫌われている理由とは?

週プレNEWS / 2012年9月24日 10時0分

自民党総裁選がいよいよ9月26日に投開票される。事実上の次期総理大臣を決する戦いとあって注目を集めているが、一般的な報道で“本命”とされているのは石破茂氏だ。

本命視の根拠は、地方人気が圧倒的だということ。そしてその党内民意を無視できないとする国会議員が増え、決選投票ではこの地方票が一気に石破氏へと流れ込むだろうという読みである。しかし、自民党の某県連幹部、T氏は内情をこう証言する。

「事はそう簡単じゃないんです。地方の自民党員って、国会議員よりも保守色が強いんですよ。つまり右寄りってこと。石破さんは軍事マニアだし、防衛力を強化するだとか外交でも毅然とした態度をとるべきなんて言ってるから、表面的にはよさそうですよね」

だが意外なことに、党員には石破氏を支持しない人も多いのだという。

「あの人は首相が靖国神社に公式参拝することに反対の立場をとっているんですよ。さらに教育問題でも、愛国心を明文化することに反対している。口だけなんですよ。それじゃ民主党と同じじゃないですか。こういうことって一般ではあまり知られていないことだけど、自民党員になる人は政治意識が高いから知っている。特に高齢者層は石破さんの政治姿勢を評価しないと思いますよ」(T氏)

地方票における石破氏の不安材料は、まだある。自民党本部関係者、M氏が解説する。

「自民党員数の推移に注目してほしい。過去にさかのぼると、例えば平成10年には実に336万人以上もいたんです。でも2年前には約105万人にまで激減し、現在はたったの約78万人です。これが何を意味するか? 党内の浮動票が圧倒的に少なくなったということですよ。もちろん、地方における石破さんの人気は相対的には高い。でも現在残っている自民党員は確固たる意思を持った方が多いだろうから、そのときの気分で動く人は少ないと思います。地元選出の国会議員や地方議員の意向にも強く影響されるはずですよ」

しかも、石破氏は国会議員からの人気が高いワケでもない。

「派閥に属さず、長老たちの言うことを聞かない石破氏は、国会議員票が期待できない。というか、かなり嫌われている。新進党、改革の会など、いろんな党を渡り歩いていることもマイナス要因です。1回目の投票で1位はあり得ても、決選投票で勝つことは考えにくいというのが、内部にいる私の率直な感触ですね」(M氏)

本命とされる石破氏だが、総裁への道は決してたやすくはなさそうだ。

■週刊プレイボーイ41号「自民党総裁選は『好き嫌いのみ』で決着する!!」より



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