阪神再建「補強の目玉は西岡」に、虎ファンが「いらん!」の大合唱!

週プレNEWS / 2012年10月12日 10時0分

3年契約の1年を残し、ミネソタ・ツインズを自由契約となった西岡剛(つよし・28歳)の阪神タイガース入団がほぼ決定的となった。古巣・千葉ロッテとの争奪戦が予想されたが、事実上の一本釣り。この電光石火の西岡獲得劇について、トラ番記者がこう漏らす。

「事前に話がついていたんでしょう。西岡が年俸と違約金を合わせて2億5000万円以上を捨ててまでツインズに契約解除を申し込むのも普通じゃないし、契約解除直後に阪神が即、獲得に動いたのも非常に不自然。城島獲りのときとまったく同じパターンです」

そもそも西岡は不運なケガがあったとはいえ、メジャーでは2シーズンまともな成績を残せずに日本球界に救いを求めた選手。“出戻り”の西岡に、なぜ阪神は熱いラブコールを送るのか?

「FA移籍の可能性がまだ残っている鳥谷敬(とりたにたかし)の代わりとなる内野手を補強したかったのがひとつ。ただ、それよりこの低迷から脱するため、目立った補強をしなければ格好がつかないという事情が大きいと思います」(トラ番記者)

阪神は、金本や城島らの高給取りが一気に退団して資金は潤沢。西岡に2年総額8億円の条件提示をしたという報道もあるが、今の阪神なら出せない額ではない。

しかし、野球解説者の江本孟紀(たけのり)氏は「さすがにそんな額は出さない。仮にそれだけ出したら、フロントがアホですわ」と指摘する。

「もちろん、西岡はいい選手ですよ。でも、この2年、彼は“ベースボール”に対応しようと、まったく違う環境で必死にやってきた。それが、彼が本来持っていた“野球”勘をどれくらい狂わせているかは、実際に日本でやってみないとわからない。事実、多くの出戻り選手は劣化しているケースばかり。年齢は若いとはいえ、その部分は気になります」(江本氏)

さらに、江本氏は「彼が日本球界を離れていた2年間で日本の野球は統一球、いわゆる“飛ばないボール”でまったく違ったものになっている点も無視できない」と不安要素を指摘する。

また、スポーツ紙デスクからは次のような意見も。

「西岡は打撃より、むしろ守備に不安がある。決して、うまくはないんです。渡米前年の年間エラー数はパ・リーグワーストの19個ですし、米国でも失策の多さにチームメイトがキレたほど。土のグラウンドの甲子園で、彼が内野を守れるかは疑問ですね」

メジャーでは、昨シーズン68試合出場で12失策、今シーズンは3試合で3失策とエラーを量産している西岡。9月に就任したばかりの中村GMが掲げる「ディフェンスを強化した守りの野球」にハマる選手とは思えない。

「性格面でも不安が残ります。ロッテ時代は王様のように振る舞い、米国でもマイナーの試合にポルシェで乗りつけるなどして、周囲から顰蹙(ひんしゅく)を買っていた。“金本イズム”が浸透し、ストイックな選手ばかりになった今の阪神の中では、間違いなく浮いた存在になるでしょうね」(スポーツ紙デスク)

こうして不安要素を挙げればキリはないが、当の阪神ファンは、地元出身でもある西岡の獲得について、どう思っているのか。大阪市北区の虎ファンが集まる喫茶店「まる虎ぽーろ」で聞くと、

「せっかく金本をはじめロートルが辞めて、これから若手の生え抜きでと思ってたのに……。逆の流れや。西岡はいらん!」

「元メジャーの城島、元ロッテの小林宏も大枚はたいたのに、最後は(二軍球場のある) 鳴尾浜(なるおはま)の肥やしになってしもた。もうコリゴリや。西岡もあかんやろ」

と、厳しい意見のオンパレード。

「必要とされるところで続けたい」と語る西岡の来シーズンは激しい逆風からのスタートになりそう。

(取材/ボールルーム コバタカヒト)



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