次世代自動販売機の“オススメ機能”のメカニズムとは?

週プレNEWS / 2012年10月17日 6時0分

東京、仙台、秋田、新潟などのJR東日本の駅構内に404台設置(2012年8月現在)。巨大なタッチ式の液晶パネルが目印だ

今、JR東日本の主な駅に“次世代自販機”と呼ばれる販売機が増えている。巨大な液晶パネルにタッチしてドリンクを購入するというこの機械、駅で見たという読者も多いだろう。

この販売機の最大の特徴は、何を買おうかしばらく迷うと、液晶パネルにオススメのドリンクが表示されること。いったい何を根拠に、販売機は飲み物を薦めてくるのか。開発を担当した、JR東日本ウォータービジネスの羽鳥氏に聞いてみたところ、興味深い答えが返ってきた。

「オススメ機能は、気温や時間帯、購入する人の年齢、性別を機械が読み取って表示します。何時にどんなドリンクをオススメするかについては、企業秘密なので言えませんが、売り上げ実績に基づいてオススメ表示をしています」

なんと、販売機が年齢や性別まで読み取るという。

「販売機の液晶パネルの上にセンサーがありまして、ここで目、鼻、口の位置やシワのたるみを読み取ります。そのデータから、購入者の性別や年代を機械が判断しています。体格やヒゲなどにも左右されません。ただ、メガネやマスク、帽子などの小物は、顔を読み取る材料が少なくなるため、正確な判断ができないこともあります」(前出・羽鳥氏)

とはいえ、この手のセンサーは、面白さ優先で、精密さは二の次というのが多いものだが……。

「どの年代の人が、どの時間帯に、何を購入するのか、というデータは、わが社にとって非常に重要なもの。オススメするドリンクも、これまでの売り上げデータを分析してプログラムしました。面白さが前面に出た機能ですが、本気で作っています!」

果たして次世代自販機は、性別、年齢などを正しく判断し、自分の飲みたいものを見抜いてくれるだろうか。JR東日本の主要駅で稼働中なので、見つけたら自分はどんなものをオススメされるのか、ぜひ販売機に近づいて試してみてはいかがだろう。

(取材・文/渡辺雅史[リーゼント] 撮影/佐賀章広)

■週刊プレイボーイ44号「次世代自販機『飲みたい顔』選手権!!」より



【関連ニュース】

週プレNEWS

トピックスRSS

ランキング