“ひとり負け”ドコモの転出増はユーザーにとって大チャンス?

週プレNEWS / 2012年11月19日 0時30分

「家族セット割」を使えば、購入コストを抑えることができる。家族という名称がついているが、ひとりで2台購入しても適用される

11月7日、社団法人電気通信事業者協会(TCA)が発表した2012年10月の「携帯電話・PHS契約数」は、大方の予想どおり、NTTドコモ(以下、ドコモ)にとって非常に厳しいものだった。純増数は7200で、auの23万8800、ソフトバンクモバイル(以下、ソフトバンク)の28万4200とは、文字どおりケタ違いの大差がついたのだ。

さらにMNP(モバイルナンバーポータビリティ)の増減では、auが15万2700件増と大きく躍進。ソフトバンクも手堅く3万7900件増と、それぞれ「iPhone5効果」で数字を伸ばしたのに対し、ドコモは18万9800件減という、MNP制度が始まって以来、最大の減少を記録。3大キャリアのなかで唯一iPhoneを扱わないことで“ひとり負け”となってしまったのだ。

しかし、ケータイの料金プランに詳しいフリーライターの後藤一泰氏は「でも、これってドコモユーザーにとって悪いことばかりではないんです」と語る。その理由はこうだ。

「契約数やMNPの推移で見ると、ドコモは確かに“ひとり負け”です。でもその状況でなんとかMNP転出数を減らし、純増数を伸ばそうと、さまざまなキャンペーンを行なっています。これらのキャンペーンを巧みに使うことで、ドコモユーザーはスマホの購入代金や利用料金をグンと抑えることが可能なんですよ。今年の春は、MNPユーザーの月額料金の超優遇やタダ同然でのスマホのバラまきがそうした例でした」

彼が今注目しているのが「家族セット割」。これは、ドコモのケータイ(ガラケーやスマホ、タブレットなど)を2台以上同時購入し(機種変、新規ともに可)、いわゆる “2年縛り”のプランに加入(機種変の場合は継続でもOK)すると、それぞれ最大1台1万500円ずつ割り引くという施策だ。

「今ガラケーを1台持っている人がスマホに機種変する場合や、またスマホからスマホへ機種変する場合、単に1台分機種変するだけでは、購入時に『家族セット割』を受けることはできません。でも、その機種変とともに新規でもう1台契約することで、2台まとめて最大2万1000円の割引を受けることができるのです」

例えば、FOMAスマホからXiスマホ(GALAXY Note)に機種変した場合、端末代金(2万5200円)と事務手数料(2100円)を合わせて2万7300円かかる。だが、FOMAスマホを1万4800円のガラケーに機種変したうえで、Xiスマホを(GALAXY Note)を新規契約すると、Xiスマホの端末代金はわずか1万2800円+事務手数料3150円の合計1万5950円で済むため、2台合わせた代金はFOMAスマホの1万4800円+Xiスマホの1万5950円=3万750円になる。

だが、そこから「家族セット割」でガラケー、Xiスマホともに1万500円ずつ、合計2万1000円が割り引かれるので、実際の購入金額は3万750円ー2万1000円=9750円となる。つまり、普通にスマホからスマホに機種変して2万7300円を払うより、購入コストが1万7550円もお得なのだ。

こうしたプランの存在を知っていれば、ドコモユーザーもかなり格安で新型スマホを手に入れることが可能だ。「家族セット割」は11月末までのキャンペーンとなっているため、気になる人は今すぐ検討してみてほしい。

(注)ガラケーやGALAXY Noteの価格は、取材班が都内の家電量販店やケータイショップで確認したものですが、日によって価格が変動する場合があります。この価格を保証するものではありません。

(取材・文・撮影/「ケータイお買い得情報」取材班)

■週刊プレイボーイ49号「ドコモ『家族セット割&プラスXi割』フル活用でケータイコストはこんなに下がる!!」より



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