4番稲葉、9番井端、抑えマー君。メジャー組がいなくても侍ジャパンのWBC3連覇が見えた!

週プレNEWS / 2012年11月30日 6時0分

前回のWBCでは打撃、守備ともにビッグプレーを連発し、侍ジャパン2連覇のキーマンとなった内川。今回も彼が日本の中心選手となりそうだ

強化試合で強豪キューバに2連勝した山本浩二監督率いる侍ジャパン。だが、イチローをはじめとするメジャー組のWBC不参加が決定し、話題性の面からいえば少しさみしいメンバーで本番を迎えそうだ。

だが、戦力面ではまったく不安はないと、スポーツ紙デスクは力説する。

「1面トップをガンガン飾るようなスターがいないことは、メディアにとっては痛い。でも、だからといって弱いチームしかできないかといったら、もちろんそんなことはありません。むしろ特定の選手に気を使うことなく、いい意味で柔軟なチームをつくることだって可能なはずです」

というわけで、関係者の提案をもとに組んだ侍ジャパンのラインナップが以下だ。

1 長野久義(巨人)ライト



2 糸井嘉男(日本ハム)センター



3 内川聖一(ソフトバンク)レフト



4 稲葉篤紀(日本ハム)ファースト



5 阿部慎之助(巨人)DH



6 坂本勇人(巨人)ショート



7 松田宣浩(ソフトバンク)サード



8 嶋 基宏(楽天)キャッチャー



9 井端弘和(中日)セカンド

「1番・長野は山本監督の中で決定的。長打力がある上、初球から積極的に打ちにいく姿勢に惚れ込んでいますから。それに、『2番は左打者がいい。捕手が一塁走者を見にくいから』というノムさん(野村克也元楽天監督)の持論のように、左の糸井が2番に入ることで、今季20盗塁の長野の足も生きます」(スポーツ紙・日本代表担当記者)

このラインナップの最大のポイントは、4番・稲葉と9番・井端だ。山本監督は「4番・キャッチャー・キャプテン阿部」を思い描いているという声もあるが、さすがの阿部でもWBCという常に緊張を強いられる舞台でこの3つは重責すぎる。そこでマスクは嶋に、4番は稲葉に任せることにより、阿部は投手陣を含めチーム全体を見る余裕もできるし、バッティングでも本来の勝負強さを発揮できそうだ。

そしてセカンドには井端。打順でいえば1番へのつなぎ役であることはもちろんだが、それ以上に「野手のまとめ役」として必要な選手だ。

「長嶋ジャパン、星野ジャパンでの五輪予選で、井端はキャプテンの宮本慎也(ヤクルト)の手となり、また耳となって貢献しました。若手野手の話を聞き、パイプ役になったんです。やはり代表チームは、そういう存在がいて初めてチームとして機能する」(前出・スポーツ紙デスク)

最後にピッチャーだが、先発は内海哲也(巨人)、前田健太(広島)、攝津正(ソフトバンク)の3本柱。中継ぎには右の浅尾拓也(中日)、左の山口鉄也(巨人)、変則左腕の森福允彦(ソフトバンク)とバランスよくスペシャリストを配置。そして抑えは、日本のエース田中将大(楽天)だ。

「WBCには投手の“球数制限”がある。先発がどんなにいい投球をしても完投は難しく、どうせ小刻みな継投勝負になるんです。それならいっそ、マー君を抑えにして『勝ちパターンでマー君にバトンを渡す』という“形”をつくったほうが、各投手の役割も明確になるし、何よりもチームの顔ができますから」(前出・日本代表担当記者)

ほかにも野手では大島洋平(中日)、中田翔(日本ハム)、秋山翔吾(西武)、鳥谷敬(阪神)らが控え、投手陣には武田勝(日本ハム)、涌井秀章(西武)、牧田和久(西武)、澤村拓一(巨人)もいる。こうして見ると、地味ではあるが間違いなく強い侍ジャパン。メジャー組抜きでもWBC3連覇は夢ではない。

(写真/益田佑一)



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