今、フェチ系写真集が増殖している

週プレNEWS / 2012年12月2日 18時0分

エロ本を大量に置く書店が次々と姿を消し、若い子はネットの無料動画に夢中。そんななか、よりマニアックに過激に進化をとげるマニアエロ本の世界をのぞいてみよう。

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女子が大胆に脱いでいる写真は皆無。だがフェチズムの追求と斬新なコンセプトが、豊潤なイメージとそこはかとないエロさを醸し出している……。マニアエロの最新ジャンル、それはこの「フェチ写真集」かもしれない。

「きっかけは写真家・青山裕企さんの写真集『スクールガール・コンプレックス』(イースト・プレス)でした。裸という短絡的な手法を使わずに、少女たちのはかなさや危うさを表現したわけですから。また、ネット上で人気になった『ドアノブ少女』(アスペクト)からもインスピレーションをもらいましたね」

そう語るのはマイウェイ出版の横瀬真幸氏。同社は『あしぱん。』『ぱん2。』『ゆりもえ』『もえふん』など多くのフェチ写真集をリリースしていることで知られる。

同社が最初に作ったフェチ写真集は『Pet’sEye』。ペットの目線から見た女性のギリエロ写真が掲載されている。乳首やアンダーヘアは一切ない。

「自分はもともと成人雑誌を編集してきた人間です。なので『こんなんでいいのか?』と戸惑いながら編集しました。ところが、これが社内の予想に反して売れてしまったんです。そしてひとつ置いて出した『あしぱん。』(女子の足にパンツが引っかかっているだけの写真集)も評判になりました」

人気の秘密はどこにあるのか?

横瀬氏いわく、それにはいくつかの要因があるという。

「まずネットの影響は大きい。うちの作品がブログやツイッターで広がっていった面は多分にあります。そして、エロ本を置かない書店が増えているなか、代わりにフェチ写真集を置く店も増えているような気がします。また、読者目線に立つと、家にも置いておきやすいし、誰に見られてもシャレで済む。だけどエロのイメージだけはふくらむので、実用度もちゃんとある……。フェチ写真集は今の草食系男子たちにとっての“エロ本”なのかもしれません」

ジャンルの探求はまだ続いている。同社の最新作は女子に水をぶっかけるだけの写真集『びしょびじょ』。すでに次の構想もある。

「太ってるんだけど、顔がかわいいモデルを発見しまして。次は『ぽちゃフェチ』なんてのもあり得ますよね。国内だけでなく、グローバルに展開したいテーマです」

日本のフェチ写真集が世界を制覇する日も近い。

(取材・文・写真/安田理央、尾谷幸憲)



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