高騰するガソリン価格は2030年、1リットルあたり223円になる?

週プレNEWS / 2012年12月4日 6時0分

原油価格が1バレル=200ドルだった場合、ガソリン価格(レギュラー)はリッター223円になるという

新興国の経済成長により膨れ上がる原油需要。このまま需要が拡大し続けると、その価格はどこまで高騰するのか……? 第一生命経済研究所の永濱利廣氏に聞いた。

「昨年11月、国際エネルギー機関(IEA)が2035年に1バレル=244ドルになるとの予測を発表しました。2030年の時点で210ドルに達しているとのことです」

2008年の原油高騰時に過去最高の1バレル=146ドルを突破して日本中が大騒ぎしたが、それを大幅に上回る200ドル超え!

「ちなみに、原油価格が1バレル=200ドルだった場合、ガソリン価格(レギュラー)はリッター223円になります」

現在、東京都の平均価格が145円程度だから、30リットル給油した場合は4350円となる。これが18年後には6690円。2340円もの負担増となる計算だ。

「理由のひとつは新興国の経済成長です。1999年の中国の自動車生産台数が183万台。これが10年後は約8倍の1364万台。最近では富裕層だけでなく、農村部の農民までもがミニバンなどを乗り回すようになっています」

今後もものすごい勢いで油の需要が拡大していきそうだ。

「人口100人当たりの保有台数で見るとまだまだ少ない中国ですから、これが日本並みに達すると7億5000万台、アメリカ並みになれば10億台を突破。そうなると中国一国だけで現在の世界の自動車保有台数を超える計算になり、原油価格は高止まるどころか、さらなる上昇を見せることになります」

これはあくまで油田の発掘や技術革新が起きなかった場合の想定なのだが、目下、人口12億のインドや人口2億のブラジルでも自動車生産が沸きに沸いている。

「新興国の潜在需要の大きさを見ると、地球にある資源量では足りなくなるのでは、と思ってしまいますね。別の惑星で資源を発掘するとかしないと(苦笑)」

冗談に聞こえないのが恐ろしい。

(取材・文/頓所直人 興山英雄)



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