LCCで初めて航空券を買うときの注意点

週プレNEWS / 2012年12月4日 15時0分

近・中距離路線を中心に国際線にも続々と参入しているLCC。とにかく安さが魅力だ

11月29日、格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」の累計乗客数が100万人を突破した。今年3月1日の就航以来、およそ9カ月での記録達成だ。

同社をはじめとして、今年は国内線でも3社が新規参入するなど、ますます身近な存在になっているLCC。アジアなど各地への往復の飛行機代が、場合によっては1万円以下で収まることもある衝撃的な価格が魅力だが、安いモノにはそれなりの注意も必要だ。

そこでLCCの基本から伝授してもらうべく、航空経営研究所主席研究員の森崎和則氏と田島由紀子氏に話を聞いた。まず、初めてLCCを利用する際の心得は?

「LCCは従来の航空会社とは別モノと考えてください。既存の国内航空会社に慣れてしまった日本人にとって、航空会社とは乗客のわがままをあれこれ聞いてくれるものだと思いがちですが、LCCは“移動”を売っているということです」(森崎氏)

つまり、今まで当たり前だと思っていたサービスにも金がかかるということだ。

「だからといって、LCCのサービスや安全性に問題があるということではなく、勝手が違うだけですからご安心を」(森崎氏)

その“勝手の違い”について、国際線を例に見てみよう。例えば航空券の手配では……

「コスト削減のために、LCCではオンラインでの予約となります。海外のLCCでも日本に就航している会社は日本語のホームページを用意しているので、予約手続きで困るということはないでしょう。ただ、注意点がいくつかあります。従来の航空会社であれば、予約しても出発日によっては、キャンセルしても払い戻しがあったり、別の便に変更することができますが、LCCはほとんどの場合キャンセルはできません。予約をする際に、必ず各社の決め事や契約内容に目を通すことが必要です」(森崎氏)

一度、購入ボタンを押すと、お金は戻ってこないということだ。

「以前、予約をキャンセルしたことのある人の話ですが、当然、払い戻しはなく、返ってきた答えは『何もしないでください』ということでした。キャンセル手続きの手間も省きたかったようです」(田島氏)

航空券を買う際の注意点は、ほかにもある。

「購入はクレジットカード決済となりますが、クレジットカードの番号やパスポートの情報を入力する際、手元に置いておかないと、それらを取りに行ったり探している間にホームページの予約画面が時間切れとなってしまうことがあります。しかも、その時間がかなり短い。無効になると最初からやり直しになるのですが、そのほんの数分の間でもLCCの場合は価格が変動することがあるので要注意です」(森崎氏)

格安の裏には必ず理由がある。従来の航空会社とは“別モノ”だということを肝に銘じて、LCCを賢く乗りこなそう。

(取材・文/頓所直人 コバタカヒト)

■週刊プレイボーイ51号「そうだ 週末海外ひとり旅に行こう!」より



【関連ニュース】

週プレNEWS

トピックスRSS

ランキング