今年は20年に一度の式年遷宮! 初めての「お伊勢参り」ガイド

週プレNEWS / 2013年1月20日 6時0分

お伊勢参りの観光客に人気の「おかげ横丁」。赤福本店は平日でもこのとおり大盛況!

昨今のスピリチュアルブームも手伝い、2010年には過去最高の860万人以上の参拝客が訪れた伊勢神宮。古くから「一生に一度は伊勢へ」といわれるほど、日本人にとって心あらたまる場所だ。しかも今年は“遷宮年”! まだ行ったことない人も、今年こそは伊勢参りを!

【1】伊勢神宮ってどこにあるの?

所在地は三重県伊勢市。最寄り駅の伊勢市駅または宇治山田駅には、東京からは新幹線で名古屋まで行き、近鉄かJRの特急列車で約3時間半、名古屋や大阪難波からは近鉄特急利用で、1時間半から2時間程度でアクセス可能だ。

伊勢観光に便利な路線バスもこれらの駅から出発する。また東京池袋駅東口からは夜発・早朝着の高速バスも一日2便ある(所要時間約9時間/往復1万4130円)。車で行く場合は伊勢自動車道の伊勢西ICを降りると便利だ。

【2】歴史・由来を教えて!

五十鈴川(いすずがわ)のほとりにある「内宮(ないくう)」、伊勢市駅にほど近い伊勢の山田(やまだ)の原(はら)にある「外宮(げくう)」をはじめ、その別宮などを合わせた125社のお宮からなる日本最高峰の神社集合体、それが伊勢神宮だ。

『日本書紀』によれば内宮の創建は紀元前5年で、外宮の創建はその約500年後。以来、神宮は内宮、外宮の“ツープラトン体制”を敷いている。ちなみに内宮は日本の総氏神(そううじがみ)(日本No.1神様)である天照大御神(アマテラスオオミカミ)を、外宮は天照の食を司る豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)を祀(まつ)っている。

【3】20年に一度の式年“遷宮”って何?

今年は伊勢神宮の“遷宮年”。式年遷宮は伊勢神宮最大のお祭りで、社殿の建て替え……簡単に言うと、20年に一度、神様のために新居を造ってお引っ越しさせるのである。

伊勢神宮における式年遷宮の歴史は古く、第1回の式年遷宮は690年のこと。以来、戦国時代に124年間中断したものの、1320年以上続いているのだ。

しかも今年は島根県の出雲大社(いずもおおやしろ)も60年に一度の遷宮年。両社の“同年遷宮”は史上初とのこと。これは吉兆以外のナニモノでもない!

【4】お参りの基本を教えて!

外宮からお参りして、内宮に参拝が基本。外宮から内宮への交通手段は約10分間隔で出ているバスを利用するのが便利だ。また参拝前は御手洗場(みたらし)でお清めをするのがマナー。左手→右手→口→左手の順に清めるのが“お作法”だぞ。

さらに鳥居の前では一拝、お社の前では二拝二拍手一拝がルール。これだけ押さえておけば完璧だ。

【5】開運効果を倍増させる方法は?

ただでさえご利益のあるお伊勢参りだが、お参りするだけじゃ飽き足らない! 特別なお願いをしたい! という人は内宮の神楽殿(かぐらでん)で神様への感謝を込めて「お神楽」を上げよう。お神楽とは雅楽器(ががっき)の伴奏によって舞を鑑賞するもの。お神楽を神様に捧げつつ、お祈りをすれば効果は絶大! なお、儀式後に授与される御神札(おしんさつ)、神饌(しんせん)は持っているだけで運が開けるともっぱらの評判。これは手に入れたいところだ。

【6】伊勢神宮の周辺にもたくさん神社があるの?

125社の神社集合体=伊勢神宮。内宮や外宮以外にも別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)などランク別にそれぞれお宮が分けられており“通”は内宮、外宮以外にもお参りするとか。また“おみちびきの神様”が鎮座する猿田彦神社、縁結びのご利益があるといわれる二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)、女性の願いならひとつは叶えてくれるという神明神社(しんめいじんじゃ・通称“石神さん”)など訪れたい神社が目白押しだ。

【7】観光名所「おかげ横丁」ってどんなとこ?

内宮の鳥居前町のおはらい町。宇治橋から五十鈴川沿いに約800mの間にレトロな木造建築が並び、お土産物から食事処が軒を連ねる。「伊勢うどん」や「てこね寿司」など、伊勢名物グルメを一気に食べ尽くすことができる。

また、おはらい町の中央付近、伊勢名物「赤福」の本店前には江戸時代の町並みを再現した観光スポット「おかげ横丁」がある。近年、おかげ横丁の人気が高まり、伊勢神宮に参拝しないでおかげ横丁で遊んで帰る人もいるとか。

【8】伊勢神宮に行かなくても「お伊勢参り」ができるって本当?

例えば1880年に伊勢神宮の遥拝殿(ようはいでん)として創建された東京大神宮(千代田区)。“東京のお伊勢さま”として、また縁結びの神社として、女性には根強い人気がある。

宮崎・高千穂の天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の横暴な振る舞いにドン引きした天照大御神が隠れたといわれる天岩戸に由来する神社。そのほか、横浜の伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)、京都・宮津の籠神社(このじんじゃ)なども天照大御神を祀っている。行きたいけど伊勢までは……という方はお近くの「お伊勢さま」へ。

(取材・文/コバタカヒト)



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