京都の新観光スポット「うどんミュージアム」の気になるお味

週プレNEWS / 2013年1月27日 12時0分

約30種類のうどんが常時提供されている「うどんミュージアム」の人気1位は、栃木県の「耳うどん」。名前どおり、耳の形をしたうどんが入っている

確かに、今までありそうでなかった。昨年12月22日、京都のど真ん中、祇園の繁華街の一角に、全国各地のご当地うどんが味わえる「うどんミュージアム」(東山区)がオープン! ラーメンではよく目にするこの手の施設だが、うどんでは日本初。地元・京都ではちょっとしたホットスポットになっている。

ミュージアムは、料亭として使われていた京町家など4棟の建物をリノベーションした2階建て。うどんに関する展示がある博物館コーナーと、実際にうどんを提供する飲食コーナーで構成されている。

誕生のいきさつをうどんミュージアムの代表理事で、工務店を経営する高屋友明氏に聞いた。

「一昨年6月、不動産関係のセミナーで、あるビルのオーナーさんと空きテナントの利用法を話し合っていたときに、『京都に一軒もない稲庭うどんを出す店はどうか』『いっそ、ビルごとうどん店で埋めて、うどんミュージアムにしてしまうのはどうか』と話が盛り上がってしまいまして(笑)」

ただ、そこからが大変だった。

「当初は新横浜ラーメン博物館のように、全国からうどん店をたくさん集めれば、あとは何もせんでええと思ってましたが、考えが甘かった。各うどん店の意見の確認・調整にかかる手間が膨大で……。結局、全国のうどんを取り寄せて、すべて一店舗で提供することにしたんです。立地も二転三転しましたね」(高屋氏)

そんな苦労を乗り越え、オープンにこぎつけたミュージアムの目玉は、やはり、実際に各地のご当地うどんを味わえること。北は北海道の「しもかわうどん」から、南は沖縄の「もずくうどん」まで、その数、約30種類!

「数はそのつど、変わります。例えば、長野の『おしぼりうどん』。これは長野県の限られた地域で、しかも11月から12月頃にしか採れないねずみ大根という野菜を使うので、冬以外の季節はメニューから外します」(高屋氏)

入場は無料。記者の訪問時の最安メニューが徳島の「鳴(なる)ちゅる」(普通サイズが720円、半分の食べ比べサイズが400円)。最も高かったのが、高屋氏の話していたおしぼりうどん(普通1800円、食べ比べ1200円)だった。

そして、気になるのはお味。

「ラーメンはそれぞれの店が作り上げるものですが、うどんは店単位というよりも、地方特有の食文化。全国に向けてその地方の食文化を発信できるチャンスということで、各うどんごとに、多くの方がレシピや食材調達などで快く協力してくれました。それだけに間違った、いいかげんな味のうどんは出せません」(高屋氏)

その言葉を信じて、記者は人気トップ3をつるつるっと食べ比べてみたが……いや~、どれも本当にうまい!

客の反応も上々だ。

「テレビ番組で見た栃木の『耳うどん』を食べました。食感が面白くておいしい。次回は子供も連れてきて、もっとたくさんの種類を注文します(笑)」(50代主婦)

「今まで見たことがない、変わった形のうどんがいっぱいあってビックリ。味もおいしかったです」(20代OL)

前出・高屋氏の鼻息は荒い。

「全国的には知名度が低いので、金閣寺や清水寺と肩を並べるような京都の観光名所にしていきたいです」

ちなみに、今夏には東京で、うどんミュージアム主催によるうどん日本一決定戦「U-1グランプリ」の開催も予定しているとか。2013年は空前のうどんブームがやって来る?

(取材/ボールルーム)



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