有料動画配信サービス・VODがレンタルビデオを超える?

週プレNEWS / 2013年2月10日 6時0分

映画やアニメはもちろん、会社によってはアダルトビデオまで定額料金で見放題。VODサービスを活用しない手はないぞ!

映画やドラマ、アニメなどの映像コンテンツをインターネット経由で視聴できる有料動画配信(ビデオ・オン・デマンド=VOD)サービスが注目を集めている。

無線LAN環境やスマホ、タブレットPCといったモバイル端末の進化によって、自宅や移動中など場所を選ばずに楽しめるようになり、ユーザー数が一気に増えているというのがその理由だ。

野村総合研究所の調査によれば、今年中に1000億円以上の市場になる見込みで、レンタルビデオ店のシェアをどんどん奪う勢いだ。IT業界に詳しいジャーナリストの本田雅一氏が解説する。

「VODサービスは以前からあった。でも、今ほど通信インフラが整備されておらず、一般には浸透しませんでした。その流れが大きく変わったのは、2011年にアメリカのVODサービス『Hulu』が日本に参入してから。980円(サービス開始当初は1480円)という低価格での見放題プランを導入し、マルチデバイスも実現。ひとつのIDで、PCやテレビ、スマホやタブレットPC、それにゲーム機でも視聴可能になった。VODの利便性が十分に発揮されるようになったのです」

VODとレンタルビデオの大きな違いは、まさにその利便性にある。生活総合情報サイト『All About』でスマホガイドを務める庄司恒雄氏が話す。

「VODの最大のメリットは観たい作品を、観たい端末で、観たいときに観られること。しかも、たいていのVODサービスは再生レジューム機能(再生を中断しても、その場所を記憶していること)に対応しているため、例えば自宅のテレビで映画を途中まで観て、その続きを移動中にタブレットPCで視聴することもできる。わずかな待ち時間も有効活用することができるんです」

また、実際にDVDをレンタルするわけではないので、破損・紛失のリスクもなくなるという。

「何よりレンタルDVDの返却を忘れてしまい、高額な延滞料金を泣く泣く支払うということがなくなります(笑)」(庄司氏)

ただ、ここで気になるのが、ストレスなく映像を観られるのかということ。デジタルライターの熱田浩司氏に話を聞いた。

「インターネットの光回線やLTEなど、高速通信が可能な環境にいれば、まず問題なく視聴することができます。テレビの大画面で観ても画質はきれいで、目が疲れるということもありません」

低速回線の場合でも、それに合わせて画質を選択できるため、視聴自体はスムーズだという。

映像コンテンツのラインアップをVOD各社のデータベースで見てみると、作品数に差はあるものの、国内外を問わず懐かし作品から話題作までズラリ。さらに、最新の映画がレンタルビデオ店の解禁日と同日に視聴できたり、放送中の連続ドラマやバラエティ番組が配信されることもある。

「VOD会社によってラインアップはまったく違うので、登録前に自分が観たい作品があるか調べておくのが大事」(前出・本田氏)

映画でも観たいけど、レンタルビデオ店まで行くのが面倒くさい……そんなときは、ぜひ利用してみてほしい。

(取材・文/高篠友一)

■週刊プレイボーイ8号「マジで使える有料動画配信サービス超入門」より

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