中国の子供たちが今、一番ほしいのはタブレットPC

週プレNEWS / 2013年2月14日 9時0分

昨年12月、アップルのiPadが売り上げ首位から転落したタブレット市場。その激戦区に、なぜか今、中国製の激安タブレット(中華タブレット)が大量流入中だ。

2月上旬の中国は、「春節」という日本の「お正月」にあたるお祭り期間の真っ最中。激安家電ハンターのじつはた☆くんだ氏によると、この春節のおかげで、日本の家電量販店には中華タブレットがあふれているのだという。その理由とは?

「中国では、日本以上にお正月を大切にします。故郷から遠く離れて働く『農民工』と呼ばれる数億人の出稼ぎ労働者から、長い春節休みを持て余す金持ちビジネスマンや公務員まで、一斉に帰省します。国じゅうで、延べ31億人以上が動く、ブッチギリで世界最大の超巨大民族大移動イベントです」(じつはた氏)

この春節は、中国人にとって国を挙げた“お買い物期間”にもなる。

「当然、帰省する彼らの手には、故郷で待つ家族へのお土産がズッシリ。一人っ子政策の中国ですが、それでも3億人以上いるといわれる5歳から15歳の子供たちが今、最も欲しいアイテムはなんだと思いますか?」(じつはた氏)

それが「タブレットPC」なのだ。

「こんな巨大な商機を、中国の電機業界が見逃すわけがありません。国じゅうで総力を挙げて、数億台規模のタブレット生産競争が行なわれるんです」(じつはた氏)

しかし、そんなにタブレットが人気なら、どうして日本に流れてくるのか。

「悲しいかな、不人気機種の売れ残り処分です。多くの中華タブレットは中小企業が作っていて、市場動向を見ながら仕様を瞬時に売れ筋へとモデルチェンジします。中途半端に売れ残った数万台から数十万台程度の型落ちタブレットなどジャマなので、さっさと海外に売ってしまったほうが得なわけです」(じつはた氏)

中国の子供たちが見向きもしない型落ち品も、日本でなら売れると中国企業は見ているワケだ。中華タブレットを買うなら、中国の子供たちの“おこぼれ”を狙うべし?

(取材・文/近兼拓史)

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