“芸人最速”死守もリオ五輪は断念? 猫ひろしが今後を語る

週プレNEWS / 2013年3月10日 12時30分

2月24日に開催された東京マラソン。昨年、ロンドン五輪の代表選出をめぐって大騒動になった“カンボジア人”ランナーの芸人・猫ひろしも出場し、芸能人トップとなる2時間30分45秒でゴールした。

猫といえば、5年前にフルマラソンに初挑戦して以来、驚異的なスピードでタイムを縮めてきた。しかし、今回は昨年2月の別府大分毎日マラソンで記録した2時間30分26秒の自己ベストを更新できず、さらにレース後の「このタイムじゃ(2016年リオデジャネイロ)五輪は無理」という発言を受けて、翌日のスポーツ紙に「リオ五輪断念!?」という見出しが躍ってしまった。

国籍を変えてまで挑戦した五輪への道。本当にあきらめてしまったのか? 本人を直撃した!

―まずはあらためてレースを振り返ってください。

「実は3日前に風邪をこじらせ、39℃近い熱を出してしまったんです。なんとか気力で治せたんですけど、やっぱりレース当日はカラダが重くて……。あと、一番のネックだったのは強風。途中まではいつものように沿道の声援に『ニャ―ッ!』って応えていたんですけど、思った以上に体力の消耗が激しくて、15km地点から封印。残りの27kmは“Noニャー”で走り切りました」

―最後は女子8位のベラルーシ人選手とデッドヒートでしたね。

「僕のほうがほんの少し先にゴールしたんですけど、本来なら男子が左側、女子が右側ってゴールの位置が別々になっているんですよ。でも、誘動員が間違えて、僕は女子のゴールテープを切ってしまったんです。レース後、彼女に握手を求めたら、『No!』って拒否されました(笑)」

―真相を知らない某スポーツ紙には、そのゴールする瞬間の写真に「ふざけてゴールする猫ひろし」というキャプションがつけられていました(笑)。今回、レース前に設定していた目標タイムは?

「2時間20にゃにゃ(27)分です。少し専門的な話になりますけど、1kmを3分半ペースで刻んでいくと、2時間27分台で走れるんですね。実際、事前の練習でも20km走で楽に69分台が出ていましたし、1週間前の5km走でも15分51秒というベスト記録が出ていました。調子がよかっただけに自己ベスト更新に自信があったんですけどやっぱりレースは甘くないですね」

―レース後、「こんなタイムじゃ五輪は無理」とコメントしていました。あきらめたのですか?

「リオ五輪は3年後で、僕はそのとき39歳。猫だったらもう3回くらい死んでいます。先のことはちょっとわからないというのが正直な心境ですね。でも、毎日30km走ってますし、しっかりとトレーニングは続けていきます」

―過去のインタビューでは、リオ五輪までに世界最高記録を出すと豪語していましたが……。

「いかんせん、伸びしろがなくなってきまして(苦笑)。でも、この1年でまた練習の仕方がわかってきた。まだまだタイムは縮まると思います!」

―では、カンボジア代表としてリオ五輪出場を目指すと?

「まぁ、チャンスがあれば……。そこは慎重に……はい。すみません。芸人のノリじゃなくて……」

―いえ(笑)。

「先日、瀬古利彦さんと食事させていただく機会があって、『今度は誰もが納得するタイムを出そう』と励ましてくれたんです。だから、最低でも五輪参加標準記録B(2時間18分00秒)を超えられるようにしたい。とりあえず、6月にカンボジアで開催されるハーフマラソンには出場する予定です!」

―では、最後に新しい一発ギャグをお願いします!

「えっ……じゃ、レース中に考えたヤツを……。(股間を押さえながら)『ん~、アベノミクス!』」

(取材・文/高篠友一)

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