海外では記念撮影しただけでトラブルに襲われる?

週プレNEWS / 2013年3月12日 9時0分

アルジェリア人質事件、グアム無差別殺傷事件、エジプト熱気球墜落事故……。海外における重大事件・事故での邦人被害が相次いでいる。いずれもめったにない“不運”なケースで必要以上に過敏になる必要はないが、海外でなるべくトラブルに巻き込まれないためのテクニックはたくさんある。覚えておいて損はない。

まず、確実に実行したい海外での“常識”から。予想以上に使えるのが「財布にチェーンをつける」ことだ。スリや引ったくりを手軽に防止できるうえ、周囲への「用心している」というアピールにもなる。

また、「財布を2個持つ」のも有効。有名観光地にはほぼ必ずスリのグループがいて、複数人で仕掛けてくる。交通費などすぐに必要な数千円程度の現金だけが入った“おとり財布”を持ち、メインの財布は別の場所に入れよう。現地女性の「現金はブラジャーの中が基本」を参考にして、首からヒモで下げた財布を服の中に入れるくらいの用心さが必要だ。

男性ならば、美女に注意しよう。残念ながら、美女と犯罪はワンセットだと考えるほうが無難だ。「どこから来たの?」とか「日本人?」と声をかけられて舞い上がっているうちに、気がついたらカメラやバッグがない!というのはよくある話。まさかの逆ナンを期待せず、基本的に街なかで声をかけてくる美女には気をつけよう。

海外の一部の地域では、犯罪者が子供を使っているケースもある。現地の子供の集団に「ドラえもん」「ルフィ」などと声をかけられ、ほほ笑ましい気持ちになっていたら、財布もスマホもなくなっているなど油断できない。

衛生面では、「生水を飲まない」のは基本中の基本。ボトル入りの飲料水を買うようにしたいが、落とし穴は露店での氷。生水には注意していても、氷には気がつかない人が多い。東南アジアなど暑い場所での水分補給時には要注意だ。

病気といえば、日本では根絶した狂犬病を犬や猫が媒介していることもある。毎年、世界各地で5万人以上もの人々の命を奪っている大病だ。発症例の多いインドや中国のみならず、アメリカではアライグマやキツネ、南米ではコウモリからの感染が有名。かわいいからといって、うかつに触ってはいけない。

さらに、日本人旅行者のほとんどは、旅先で記念写真を撮りまくるだろう。しかし、海外の世界遺産では、カメラやビデオの持ち込みだけで数万円を請求されることもある。また、観光地でなくても撮影後に金銭を要求されることもある。日本と同じ感覚で撮影していると、さまざまなトラブルに遭う。

特に注意したいのは、空港や警察、軍関係の施設周辺。スパイ容疑をかけられて逮捕という悲劇は避けたい。シャッターを押す前に、周囲に撮影禁止の看板がないか確認したり、撮影許可を得たりしよう。

最後に、海外に行く前にできる対策として、「現地の日本大使館や領事館の場所と電話番号をメモしておく」ことを挙げておく。病気や事故、盗難などの犯罪に巻き込まれたら、とにかく現地の在外公館に連絡を取ってみること。案外、頼りになるぞ。

(取材・文/近兼拓史)

■週刊プレイボーイ12号「海外でトラブルに巻き込まれない技術!!」より

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