3.11後、岡山が移住先ナンバーワンに選ばれた理由

週プレNEWS / 2013年5月7日 13時0分

震災後、岡山に東日本からの移住者が続々と集まっているという。なぜ、移住先に岡山が選ばれるのだろうか?

『関東脱出! 本気で移住マニュアル』(イースト・プレス)の中でも移住先の1位に「岡山県岡山市」が選ばれているが、そこには、「地震、津波、台風などの自然災害から最も縁遠い地域」というキャッチコピーがつけられている。この本の著者で地方自治に詳しいライターの小川裕夫氏が、こう話す。

「理由はいくつかあります。まず、地理的に原発事故が発生しても、原発からの距離が離れていること。一番近い島根原発でも200km以上離れています。さらに、面している海が瀬戸内海のため、津波が起きにくい。津波は震源から、ある程度の距離を重ねて勢いを増します。なので、瀬戸内海を震源とする地震が起きても、陸までの距離が近く巨大な津波が発生しにくい」

しかも、そもそも地震の起きる確率が少ないのだという。

「県内には活断層が3つしかありません。これは比較的地震が少ないとされる中国、四国地方のなかでも最も少ないです。実際、これまでに岡山が震源地となった巨大地震の記録もありません」(小川氏)

地理的に岡山が災害に強いということはわかった。だが、それだけで移住を決めるには、判断材料に乏しい気もする。

「もちろん理由はほかにもあります。岡山市は政令指定都市ですから、移住後の就職雇用先がたくさんあります。それに家賃が安い。岡山市内で不動産屋を回りましたが、市内の3LDKで6万円台の物件はすぐ見つかります。もちろん駐車場付きです」(小川氏)

確かに、移住といっても仕事と住む場所がなければ、生活は立ちゆかない。これはとても重要な事実なのだ。

(取材・文/コバタカヒト 明知真理子 恒吉浩之 頓所直人)

■週刊プレイボーイ20号「日本一住みたい岡山県 徹底大解剖」より

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