「海外投資」や「空売り」は初心者にもできるものなのか?

週プレNEWS / 2013年5月20日 20時0分

株式投資よりも上級者向けの印象のある「海外投資」や「空売り」。これらは初心者が挑戦しても大丈夫なものだろうか?

経営コンサルタント会社インフィニティ代表の岩崎日出俊氏によると、「初心者でもできるがリスクは高い」とのこと。詳しく解説してもらった。

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まず海外投資とは、その名のとおり海外の株式や通貨、国債など金融商品への投資です。これが一般にできるようになったのは1998年のこと。それまでは外為法上の許可や事前届け出などが必要でしたが、今ではインドネシアの株であろうと韓国の株であろうと、ネットで買える時代になっています。

空売りとは、自分が実際には持っていない株を証券会社などから借りて、それを売ること。期限がきたら借りた株と同じ株を自分で買い、証券会社に返します。例えば、1万円で借りた株が返却時は8000円に下がっていれば、差額の2000円分の得をするというわけです。

通常の株式投資では、自分の買った株が値上がりすると儲けが出ます。ところが、空売りの場合は借りた株が安くなることで儲けが出る。要するに空売りは、「下がりそうな株」に賭けて大勝負ができる仕組みになっています。

海外投資や空売りのほか、リートについても触れておきましょう。

リートとは不動産投資の一種ですが、自ら実際の物件を買うのではなく、専門家に資金を預けて運用を任せるシステムです。多くの投資家から資金を集め、専門家が株式や債券を運用する金融商品を投資信託といいますが、リートは不動産版の投資信託に当たります。

このように、投資の世界にはいろいろな商品があり、さまざまな武器が使えるのです。

初心者にとって最も手頃でわかりやすい武器は現金で株を買うことですが、投資の世界に慣れてくると、だんだん強力な武器を使いたくなってきます。

しかし、空売りのように強力な武器ほど、使いこなせず暴発を招く危険性が高くなっていくことを忘れないでください。

お金の世界は非常に簡単です。大きなリスクをとらないと大きなリターンはやってきません。

そのため、高齢者にリスキーな投資法は勧められませんが、若い世代が閉塞的な環境から脱出するためには、時にはリスクをとることも必要だと思います。

注意点をふたつ挙げましょう。ひとつ目は、自分が今どれだけリスクをとっているか、毎日正確にチェックすること。

ふたつ目は、借金を絶対にしないこと。全財産の100万円をつぎ込んだとして、それがゼロになったら即時撤退することがポイントです。これなら致命傷は負わなくて済むでしょう。もし預金がゼロになったとしても、いくらでもリセットは可能なのですから。

(取材・文/本誌エコノミクス班)

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