パラパラ漫画で再ブレイク! 鉄拳が語る「長野愛」

週プレNEWS / 2013年6月30日 9時0分

「ナガノを漫画の題材にして世界中にPRしたい」と語る鉄拳。描いた漫画のテーマは“長野の夏休み”

今、「全国一、長生きで幸せな県」と話題の長野県。そんな長野出身の芸人といえば、『振り子』『弱い虫』など号泣必至の感動パラパラ漫画で再ブレイクし、今や世界を股にかけて活躍する鉄拳だ。長野県大町市出身の彼が、“長”の字を額にペイントし“長野愛”を大いに語ってくれた!

■長野は誰もが懐かしむ“THE田舎”なんです!

―パラパラ漫画の制作で多忙な日々を過ごされている鉄拳さん、長野が懐かしくなることは?

鉄拳 そうですね。東京にいると田舎のカエルや虫の鳴き声が聴きたくなって。YouTubeでひぐらしの声を聴いてたりしますね。1時間くらい……(遠い目)。

―1時間! 望郷の思いが伝わってきますね。

鉄拳 本当に長野はのどかでいいとこなんですよ。この前、ウチの父ちゃんが倒れたときに救急車を呼んだんですけど、サイレン鳴らさずに来ましたからね。「あれ、いつ来たんだ?」って(笑)。僕も子供の頃は「田舎くせぇとこだ!」「カエルうるせぇ!」「山、高すぎ!」って、長野のよさがわからなかったんですけど。大人になってあらためて見ると、山はキレイだし、水は冷たくておいしいし、夏はクーラーいらずで涼しいし。冬には田んぼがスケート場になるんですよ。とにかく自然がすごい! みんなが思い浮かべる“THE田舎”ってイメージは長野県が一番似合うんじゃないですか。

―それだけ自然が多いと、虫も動物もわんさかいるんですよね。

鉄拳 クマにライチョウ、ニホンカモシカ、ニホンザル。天然記念物が近くの山にいるんです。ウチの地元に動物園があるんですけど、そこでお金払って動物見なくても柵の外にいっぱいいます。

―自然はもちろん素晴らしいと思いますが、長野県民の温かさを感じることはあります?

鉄拳 一回、東京から長野までヒッチハイクで帰ったことがあるんですけど、東京の人は全然乗っけてくれなくて。唯一止まってくれたのがパトカーくらい。「キミ、何やってんだ?」って怒られました。まぁそのとき、このメイクでヒッチハイクしてたんですけど。

―それはアブないですよ(笑)。

鉄拳 でも、長野に近づくにつれ、どんどん乗せてくれるようになって。みんな優しくてメシまで奢ってくれるんです。ただ、県民性としてはかなりシャイですね。お笑いライブを長野でやっても誰も声出して笑わないですから。でも、顔はニヤニヤしてる。こっちとしてはウケてないのかなって怖くなるから「声出してください!」って思うんですけど(笑)。だから、長野県民に面白いこと言って笑ってくれなくても心配しないでください。心の中で笑ってるんで。

―そんな長野が今や長寿ナンバーワンになったわけですが、そのヒミツはなんだと……?

鉄拳 やっぱり“虫”ですかね。長野の人は虫を食べるんで。

―本当に食べるんですね!

鉄拳 普通に食べますよ。子供の頃はみんなで「地蜂を採りに行くぞ!」って、肉とかツナ缶をエサに持って巣を探しに行ってました。それで見つけたら幼虫を取り出して砂糖醤油で炒める。うまいんです、コレが! ご飯にかけたり、一緒に炊いたりする人もいますね。

―み、見た目がスゴそう……。

鉄拳 グロテスクですよ。たまに成長した黒いヤツも混じってますから(笑)。でも栄養満点! 虫食べて健康だし、中身はシャイだけどハートフルなんです。実際、商売とか生活は厳しいですけど、お互いに物を分け合ったりしてつながってるから幸せなのかなって。

―大いに“長野愛”を語っていただきましたが、その長野の魅力をパラパラ漫画にしたりは?

鉄拳 それ、たぶん僕の使命だと思います。今の時点ではあんまり長野に貢献できてないんで……。最終的には「オリンピックで長野は終わってないんだ!」って世界に長野をアピールしたいですね!

(取材・文/short cut[岡本温子 山本絵理] 撮影/五十嵐和博)

●鉄拳(てっけん)




1972年生まれ、長野県大町市出身。2012年、パラパラ漫画『振り子』がYouTubeで公開され話題に。その後も歌手のPV、CMなどでパラパラ漫画を制作。最新作はAKB48『さよならクロール』の特典映像として収録されている『夢の河』など

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