夏太りをすると、秋以降もますます太ってしまう

週プレNEWS / 2013年8月8日 10時0分

じっとしているだけで汗が吹き出してくるこの季節。さぞかし身体の代謝もよさそうで、どれだけ食べても太らないのでは? 最近、お腹周りが気になっているアナタ、楽観的にこんなことを思っていませんか?

実は、夏は太りにくいというのは全くの間違いなのである。女子栄養大学教員で、オールアバウト「食事ダイエット」ガイドも務める浅尾貴子氏が解説する。

「夏は基礎代謝量が低下します。気温が高いため、体温を上げるのに使うエネルギーが少なくて済むんです。ですから、仮にほかの季節と同じ量を食べるとしたら太ってしまいます。

また、夏は大量に汗をかくから痩せるはずだと思われる方もいますが、それは勘違いです。外気温が高くて体温を冷ますためにかく汗と、運動をしてエネルギーを燃やす際にかく汗とではまったく性質が違う。はっきり言うと、前者の汗を流したところで痩せないんです」

つまり夏は、ほかの季節と同じ量を食べていると自然に太ってしまう、魔の季節なのだ。

そして、“夏太り”は非常にやっかいなのである。医学博士で健康科学アドバイザーの福田千晶氏も警鐘を鳴らす。

「夏痩せは、秋になって食欲が回復すれば体重も戻るからあまり心配はいらないんですが、夏太りは秋以降も、ますます太ってしまうことが予想されます。体重が増えると腰、膝の痛み、肩凝りもひどくなったりする。場合によっては脂質異常症、さらには糖尿病にもなりかねない。実は夏太りというのは外見だけの問題ではなく、将来的に健康を損なうリスクが増す、とても深刻な症状なんです」

汗をかいて消費しているから暴飲暴食も大丈夫、と思っていたら、実は将来的に健康を大きく損なっていた……、これは大変だ。料理研究家の森崎友紀先生に、夏太りを防ぐために効果的な食事メニューを聞いた。

「夏は、炭水化物や甘い飲み物などで体内に取り入れた大量の糖質をエネルギーに変えるため、ビタミンB1の多く含まれた食材をとることをオススメします。ゴーヤーチャンプルーや豚しゃぶサラダはバランスの取れた料理です。また、そうめんを食べるにしても、麺つゆにミキサーで刻んだトマトを入れるなどひと手間を加えるだけでずいぶん違ってきますよ」

“食欲の秋”を気持ちよく迎えるためにも、夏こそ食事に気をつけるべし!

(取材/木場隆仁)

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