松坂以来の大フィーバー! ファンも評論家も桐光・松井にホレ込むワケ

週プレNEWS / 2013年7月28日 6時0分

17日に行なわれた桐光学園vs上矢部高校戦。松井裕樹見たさに、平日にもかかわらずこのにぎわい!

桐光学園の“ドクターK”こと、松井裕樹(ゆうき)投手(17歳)の人気がすさまじい。

松井といえば、昨夏の甲子園で、1試合22奪三振の大会新記録をマークした怪物左腕。今夏は神奈川県大会準々決勝で敗退してしまったが、華麗な奪三振ショーを見ようと、連日、多くのファンが詰めかけた。

初戦となった7月14日の相洋(そうよう)戦。試合開始は午前9時なのに、徹夜してチケットを買い求めるファンがいるなど、長蛇の列ができてしまった。その数約500人!

球場側は慌てて予定を25分早め、午前7時35分に開門。外野席も開放するなどの対応に追われるほどだった。

続く予選3回戦の上矢部(かみやべ)戦(7月17日)は、平日にもかかわらず、なんと3000人ものファンが押し寄せた。

球場行きのバス整理に当たっていた係員がこう驚く。

「今日は係員を増員しました。ここまでの態勢を敷くのは、横浜高校時代の松坂大輔フィーバー以来です」

松井が、これだけ人を引き寄せる理由はなんなのだろうか? スタンドのファンに聞いてみると、こんな熱狂的なラブコールが。

「松井クンって学食でご飯を食べている以外はだいたいボーッとしてる。野球に夢中でほかのことに関心がないからだろうけど、なんとか玉の輿を狙いたい(笑)」(桐光学園の女子生徒)

「昨夏の神奈川県大会決勝で、桐蔭学園相手に投げ勝ったゲームを見てファンになりました。2回もデッドボールを受けて、それでも最後まで投げきった彼の雄姿に感動して、涙が出ちゃったんです。それ以来、彼の応援のために、夕方からの仕事へ転職しちゃいました。これなら昼間、球場で応援できますから」(20代女性)




松井と同級生の孫がおり、一度彼が泊まりに来たことがあるという70代の女性も、「お話が上手で、一緒にいるとこっちも楽しくなっちゃうのよね。お小遣いもあげちゃった」とすっかり目がハートであった。

では、評論家にとっての魅力はどこにあるのだろうか?

「松井投手は、常に課題を持って投げている点が素晴らしい。だから、毎試合違いが見えるんです。例えば、左バッターには外角にしか投げられないという弱点が、去年の彼にはありました。しかし、今年の夏の初戦では、内角にストレートやスライダーを投げていました」(スポーツライター・大利[おおとし]実氏)

確かに、あのストレートとスライダーを自在にコントロールできるとなれば、鬼に金棒だ。スポーツジャーナリストの田尻賢誉(まさたか)氏もこう絶賛する。

「彼は、変化球を投げるときでも、ストレートと同じくらい腕を振れるんです。しかも、そのスライダーが縦に半端なくキレる。今プロに入っても通用します。」

以前、球審として松井の球を見た男性はこんな本音を漏らす。

「防具つけてても怖いんだよね。ストレートは異常に伸びるし、スライダーは消える。たまに、本能的にキャッチャーの後ろへ隠れてるんだよね(笑)」

また、技術がプロレベルなら、性格も図太い。ある取材で、出塁した際のリードが小さいことを聞かれると、「オレががんばって走らなくてもいい打球を、バッターが打てばいいんじゃないですか?」と、すました顔で答えたという。

こんな大物っぷりも大器を感じさせる。ファン、評論家を魅了してやまない松井は、プロの世界でどんな活躍を見せてくれるのか、期待は膨らむ。

(取材協力/菅野光紗)

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