アイドル界の大甲子園「東京アイドルフェスティバル2013」レポ!誰が一番アツいのか、ここで決めたらええんや!(前編)

週プレNEWS / 2013年8月3日 15時0分

TIF1日目のレポート!

今年の7月27日(土)、28日(日)に、東京・お台場で行なわれた、東京アイドルフェスティバル2013(以下、TIF)。

全国のアイドル111組が集結し、同時多発的にライブを行なうという、国内最大のアイドルフェス。今年で4年目を迎え、例年以上の盛り上がりを見せた。

参加したのは、テレビや雑誌に登場する有名なグループから、下克上を狙う、まだまだ知名度も低いグループ。地方で活躍するグループなど様々。

ここでは、今年のTIFを振り返り、とびっきりに輝いていた少女たちを、写真とともに紹介していこう。

まずは1日目、7月27日から。

リンダⅢ世(HOT STAGE)

群馬県出身の日系ブラジル人5人組のグループ。ネットを中心に話題となった彼女たちが、満を持しての東京進出だ。

「メインのHOT STAGEトップバッターという大抜擢! 一体どんなステージを見せてくれるのか?」と、早耳なファンたちが、ZEPP東京に集合した。

2ndシングルの『愛犬アンソニー』からはじまり、ブラジルの代表的なボサノヴァの名曲、『マシュ・ケ・ナダ』では、サンバなお姉ちゃんが登場して踊りまくる。

気合いの入った演出に会場は盛り上がりまくり。そして、ネットで話題となったデビュー曲『未来世紀 eZ zoo』、最新曲の『日灼けマシーン』というキャッチーな4曲で構成。はじめて見るファンたちもこれには拍手喝采! 群馬で行うステージとはひと味違うパフォーマンスで、HOT STAGEトップバッターを見事に果たしていた。

Cheeky Parade(HOT STAGE)

リンダⅢ世、bump.yと、まったりと続いていたHOT STAGEの雰囲気を一気に変えた!

SUPER☆GiRLSの妹分であり、「生意気」が売りの彼女たちのパフォーマンスは、あくまでも挑発的な“攻め”だった。高く飛ぶジャンプ、激しい移動、ダンスパフォーマンスなら、今年のTIFでベストではないだろうか。

ファンもどうかしてるんじゃないか? と思うほどのMIXを打ち、サイリウムをガンガンガンガンと振り、大いに盛り上がる。「生意気」を超えたパフォーマンスは……正直、圧倒された。

夢見るアドレセンス(AZURE STAGE)




いや……驚いた。ティーン系ファッション雑誌、ピチレモンの元、現モデルを中心に結成された彼女たち。はっきり言って、ビジュアルは今回TIFに参加したグループの中でピカイチ。とくに、荻野可鈴のセンター感、志田友美の透明度と華がこぼれ出るようなオーラは異常なほどだった。

お台場の空をバックに踊る彼女たちを観ていると、「これは妖精たちの遊戯を盗み見てるのではないか?」と錯覚するほど。

また曲も、しっかりとアイドルっぽいポイントを抑えており、思わず唸ってしう。「今日のステージで、絶対にハマらせて帰らせたいと思うので、覚悟して下さい!」と叫ぶ彼女たちの“説得力”は凄まじかった。間違いなく、注目すべきグループである。

 

後藤まりこ(SMILE GARDEN)




ロックバンド「ミドリ」の元ボーカル。その衝動的なパフォーマンスから、カリスマ視されている彼女が、何故か、そう、何故かTIFに参戦。規格外のステージを見せてくれた。

1曲目からダイブをかまし、「え?後藤まりこって、ドラマ『食べるだけ』の主演やってる人?」「元ロッカーで、今女優? なにができんの?」というファンたちのド肝をひっこ抜く。

ステージを降りて客席の真ん中で歌ったかと思えば、次の曲では客の肩や頭の上を“歩行”しつつ歌い、クラウドサーフでステージに戻ってくる。最後は、ステージ横にある鉄枠に上り、遠くを見るような目で歌いきった。

最初に「何ができるの?」と言っていた者たちが熱狂していた。握りこぶしを突き上げていた。「あんなものアイドルではない」と言う者もいた。しかし、そう言う者も、圧倒的な“熱”と“力”に興奮していた。異論反論あるだろうが、青空に響き渡る狂声にヤラれたステージだった。

 

BiS(SMILE GARDEN)




昨年から大躍進の“アイドル界の壊し屋”は熱く楽しいステージを繰り広げ、その勢いは新メンバー体制でも衰えることはなかった。

メンバー紹介時の名物とも言える研究員(BiSファン)のリフトアピール(メンバーが自己紹介した後、肩車されたファンが、メンバーに向って叫ぶ)では、映画ETよろしく自転車ごとリフトするという荒業を魅せた研究員の姿もあった。

「なんだあれ!」と、はじめてBiSのリフトアピールを観る観客が、苦笑まじりに叫ぶ。後藤まりこの規格外のライブの後だというのに、そんなプレッシャーは微塵も感じられなかった。

とくにキラー曲『nerve』の会場一体となるエビ反りは、圧巻。『nerve』は、最終日のアンコールにて出演アイドル総出で歌われ、今年のTIFを象徴した一曲となった。

小野恵令奈(DOLL FACTROY)




自身のファーストアルバムの広告には、一言「群れんなよ?」と書いてあった小野恵令奈。その“ソロ力”はどれだけのものなのか?

満員のDOLL FACTROY。登場した小野恵令奈は、以前までのかわいらしい姿ではなく、「もっといくよ!」「私のタオルじゃなくていい、もっと振り回して!」「もっと声だせるでしょ? もっと手を振っちゃって!」と、シャウトを効かせながら、客をアオる。

そこには、それまでのアイドル“えれぴょん”の姿はなく、人々の心を鼓舞する、ひとりの表現者としての姿があった。

 

Dancing Dolls(AZURE STAGE)




大阪出身の幼なじみの5人組。以前、週プレの取材にメインヴーカルのMiiが、「歌もダンスは負けていない、ももクロや℃-uteと並びたいし、いずれは抜きたい」と発言するなど、勢いも想いもアツいグループだ。

抜けるような青空の下に現れた彼女たちは、『メロメロバッキュン』『sunshine』で、たしかなダンス力と歌唱力を見せつける。

涼しい風が頬を撫でる。グッと来るメロディ。観客の胸をきゅうっと締め付ける。そして新曲の『DD JUMP』でステージは一気に最高潮へ。モーニング娘。の『LOVEマシーン』をサンプリングしたこの曲は、まさに“勝負”なライブ曲だ。Misakiのアクセントの強いダンス。声の大砲を青空に打ち上げるMii。たった3曲だけだったが、確実に爪痕は残していた。

 

SUPER☆GiRLS(HOT STAGE)




6月に単独で武道館コンサートを行なったスパガ。とびっきりの夏ソングを持つ彼女たちのステージは、まさに“HOT”なものだった。

蛍光カラーの衣装に身を包み、華やかなオーラをブチ上げる。『女子力←パラダイス』 『EveryBody JUMP!!』と、勝負曲を続けて投入。そして、『プリプリ♥SUMMERキッス』『常夏ハイタッチ』『MAX!乙女心』という夏の決め球3曲で、見事すぎるストライクスリー。間違いなく「夏といえばスパガ!」というステージだった。

東京女子流(HOT STAGE)




少女感&夏感のある衣装に身を包み、女子流が登場すると、割れんばかりの大歓声が鳴り響く。

以前までの歌割りを大きく変えてのパフォーマンスだった。『鼓動の秘密』『約束』といったキラー曲にくわえて、新曲を2曲披露。今までの女子流が見せる「子供なのに大人っぽい歌を歌う」感が、さらに一歩すすんでいた。

そして最後は名曲『おんなじキモチ』。ピタッと会場の心がひとつになる。一瞬でも目を離すと、どんどん成長していってしまう少女たち。彼女たちの未来も、この一体感があれば、きっと大丈夫だと思えた。

PASSPO☆(SMILE GARDEN)




ハイレベルのパフォーマンスを魅せたPASSPO☆。『ウハエ!』、『WING』をはじめとした攻めに攻めたセットリストで会場の盛り上がりもヒートアップ!!可愛さの中に「格好良い!」を感じさせる。

『STEP&GO』で飛び立つように回る。『LA LA LOVE TRIN』で胸のあたりをワシ掴んでくる。“空中戦”と呼ばれる、そのジャンプ。フォーメーションは健在。薄紫の衣装が夕暮れになりかける空に溶けていった。

汗と笑顔がロックな曲に乗って空に舞う。まさに“ロックアイドルグループ”である事を印象づけた。

 

バクステ外神田一丁目(SMILE GARDEN)




1曲目の『バイトファイター』。すぐに、まわりの観客から「え?」「うそ?」「なにあれ?」という声が上がる。メガネをかけたぽっちゃりな体型。一度見たら忘れられないメンバー、ADなぎさである。

どう見ても、アイドルの枠には収まりきらない存在感。そんな彼女がニッコニコな笑顔でキッレキレに踊っているのだ。カワイイメンバーが多いのにも関わらず、「もうなぎさしか見えない!」状態に。

しかし、素晴らしいのはADなぎさだけではない。『今夜も…』のような、「上を目指すアイドルマインド」を歌う彼女たちの必死さは、胸に来るものがあった。これから、アイドル界に殴り込みをかけようとする必死さと戦略が詰まっていたように感じた。

アップアップガールズ(仮)(SMILE GARDEN)




今、もっとも “戦う”アイドル、アプガのTIFはまさに“合戦”だった。

夜の野外を埋め尽くしたサイリウムの海。そこで名曲『サイリウム』を歌う。思わず胸から何かがこみ上げる。優しく、そして強く流れる『サイリウム』の後は、一変、激しく盛り上がっていく。

続く『チョッパー☆チョッパー』で「NO,ミュージック! NO、アイドル!」と叫ぶ彼女たち。TIFに参戦しているアイドル、そしてファンの心の叫びが夜の空に突き抜けていく。そのまま『アッパーカット』へと続く。

気合のこもったステージ中、冷たい風が吹き荒れた。まるで、アプガが放つ熱気を冷やすかのように。すると、ポツリ、ポツリと頬を打つ冷たい雫が。それでもかまわずに突き進む。「激しいダンスにも関わらずブレない生歌」という彼女たちのレベルの高さをTIFで存分に魅せつけた。

 

小桃音まい(SMILE GARDEN)

アプガのアツいステージの後に登場したのは、“地下の女王”の呼び声も高い“まいにゃ”こと、小桃音まい。彼女はこの1年間、TIFに標準を合わせて活動してきたと言ってもいい。それだけの気合いの入ったステージだった。

一曲目の『ラグランジュ☆ポイント』でその正統派なアイドル性を見せつけたかと思えば、2曲目の『なのです☆』では、SMILE GARDENの観客を右へ左へと民族大移動。そして渾身の3曲目……というところで、ポツリポツリと落ちていた雫が雨となって落ちてきてしまった。

そこであえなく雨天中止へ。“伝説の雨女”と呼ばれる小桃音まいは、「すいません!この雨を降らせたのは私です!」と泣き笑う。残念な結果となった。(※しかし2日目の通常プログラム後に、代替ステージが行なわれ、無事に歌うことができた。1日目の悔しさをぶつけた、素晴らしいステージだった。

 

セクシーオールシスターズ(HOT STAGE)




TIF、1日目のお楽しみ、といえばHOT STAGEで行われる「IDOL CLUB NIGHT」。ちょっとオトナな玄人たち向けなラインナップを揃えたステージである。

そこでトリで登場したのがセクシーオールシスターズ。そのステージが始まる前から客席は「おっぱい!おっぱい!」「美脚!美脚!」の最低なコールで埋め尽くされた。

そこに登場したのは、爆乳甲子園、美脚戦隊スレンダーなどのオールスターズ。最近は「爆乳と美脚の対立が激化している」そうで、お互いの爆乳や美脚ソングをぶつけ合う。観客は「おっぱい!」「美脚!」と、どちらにもアツいエールを送っていた。

異常なほどに盛り上がる大戦。男たちとセクシーオールシスターズの夜は長く続いていったのだった。

(取材・文/TIF大好き取材班、撮影/武田敏将)

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