とあるマニアのとんでもスケジュール表(2)~1号店&本店マニア・BUBBLE-B

週プレNEWS / 2013年8月9日 12時0分

1号店&本店マニア・BUBBLE-B氏。誰もが「え、ここが!?」と驚く、渋谷ド真ん中の「富士そば」前で

チェーン店の1号店を目指して全国へ。そんな風変わりな旅を続けている音楽家のBUBBLE-Bさん。チェーン店だから、どこで食べても味は同じはずだが。

***

 いやいや、味は違いますよ! そもそも僕がこの旅を始めたのは京都にある「天下一品」の総本店に行ったから。僕は関西出身ですから、テンイチは好きでよく行っていたんですね。ところが、その後東京に住むようになり、7年ぐらい前に久しぶりに総本店で食べたら、味が全然違うことに気づいたんですよ!

―マジですか?

 チェーン店は“味の統一”が前提ですから、店は認めないと思いますけど。ほかの支店が工場から届いたスープを使ってるのに対し、総本店は店内でイチからスープを作っている、という噂です。

―もう何軒の1号店へ?

 60軒ぐらいですかね。そのなかでも別格は「吉野家 築地一号店」です。ここに来る客はほとんどが築地市場内で働く人ですから、味にはちょっとうるさいんですね。しかも「つゆだく」とか「ネギだく」だけでなく、「つゆだくだくだく」とか信じられないぐらいにオプションも多い。支店とは違い、ここでは伝票なしで注文を覚えなくてはなりませんから、吉野家の社員か、バイトでもかなりの熟練者しか働いてないんです。店員さんによっては200人の常連客の顔を覚えていて、座った瞬間にいつも食べる牛丼がスッと出てくるという無言のコミュニケーションも行なわれています。

―スゴい!

 ただ、さすがにここまで違う1号店は珍しいですが。例えば「長崎ちゃんぽん リンガーハット」の1号店はすごい山の中。飛行機で羽田から博多空港へ行き、そこから電車で長崎駅へ向かい、最後はタクシーに乗ったんですが、料金メーターがバンバン上がっていくんですよ。最終的に4000円ぐらい。それだけ時間とお金をかけても、うん、まあリンガーハットだねと。もちろん、味は格別ですが(笑)

―何かムリしてません?

 いや、1号店に来たというありがたみが味を変えるんですよ。お寺でも総本山に行けば、ありがたみが増した気がしますよね? 行く側の心がけ次第ですよ。

【これが1号店&本店マニアのとある1号店ずくめの一日だ!】

9:00自宅を出発10:15ドトールコーヒーショップ原宿店着(コーヒーとミラノサンドで軽い朝食)⇒11:00吉野家築地一号店着(牛丼並盛で少し早い昼食)⇒11:15腹ごなしも兼ねて築地を散策12:30サブウェイ赤坂見附店着(チーズローストチキンとコーラで軽い昼食)⇒13:30洋麺屋五右衛門 渋谷公園通り店着(カニと海老と本からすみのペペロンチーノで2度目の昼食)⇒17:00お好み焼道とん堀 福生本店着(腹ごなしも兼ねて渋谷から遠めの場所をチョイス。お好み焼きミックスとウーロン茶で早めの夕食)⇒19:00カプリチョーザ 渋谷本店着(ナスと有機ほうれん草のミートソーススパゲティ 田舎風で2度目の夕食)⇒20:00プロント新宿西口店着(ビールで一日の疲れを癒やす)*途中でカフェを挟み、軽食を増やすことで一日に8軒の1号店巡りを実現! 東京在住ならぜひ一度は試したいオススメコース

(取材・文/井出尚志[リーゼント] 撮影/佐賀章広)

●BUBBLE-B(バブル・ビー)




37歳・音楽家。この旅が一冊の本に! 『全国飲食チェーン本店巡礼?ルーツを巡る旅?」(大和書房)が発売中

週プレNEWS

トピックスRSS

ランキング