女性ブローカーが明かす「愛人ビジネス」の実態

週プレNEWS / 2013年10月16日 12時0分

「普通の人が思う以上に、愛人ビジネスは世の中に浸透しています」と語る清宮こころ氏

『愛人という仕事』の著者である清宮こころ氏は、2000年から5年にわたって愛人のブローカーをやっていたという女性だ。

「初回の手当ては5~10万の手渡し」「毎月決まった額を出すなら住む所は別で20~30万」「マンションは青山・西麻布・恵比寿・麻布十番が多い」――なんていう“業界”の相場、常識はもちろん、愛人となった女性のパーソナリティ、そしてその半生まで。表立って語られることのない愛人ビジネスの実態を、中心人物が告白する。

―大学生の頃、六本木のクラブで働いたことが転機だったとか。

「はい。お客さんから『お店の外で食事ができるコはいないか』と言われ、友達を紹介したのがきっかけです。セックスまでOKのコを連れていったら、後日、お客さんは高いボトルを入れてくださったんですね。人によっては、ポンと10万円くれたこともありました。私は愛人をやりませんでしたが、そのとき両者を引き合わせることはビジネスになると思ったんです」

―1回だけの客には紹介料5万円、継続的に探したいなら入会金だけで30万円、と本にはありますね。普通のサラリーマンは顧客にいなかったのでしょうか?

「社長や開業医、弁護士、外資系金融マン、国会議員……。だいたい100人ほどお客さんがいましたが、普通のサラリーマンの方はいらっしゃいませんでした。話がまったく合わないんですよ」

―金銭感覚が違うと?

「金銭感覚だけではなくすべて、です。例えば、『ぐるなび』に出ているようなお店に女のコを招待するのはアウトでした。今はほとんどのお店が出るようになっているので仕方ないですけど、10年前は『そんなお店に呼び出すなんて信じられない』という感じです。年収は億超えが普通、3000万円くらいが最低ランクでした」




―清宮さんと同じように、紹介をする人はいるんですか?

「たくさんいますよ。普通の人が思う以上に、愛人ビジネスは世の中に浸透しています。よく聞くのは、独立して不動産や美容系の事業をやっている女性ですね。だまされることも多いし、やっぱり女の人が自分の力で会社をやっていくって大変なんですよ。だから相手をつかんでおくために、女のコを紹介する。それから、ヒルズのお金持ちにサークルの後輩を紹介してる大学生もいました。そのコが通っていたのは、お嬢さま系で有名な東京の女子大だったんですけど、その大学には代々そんなルートが受け継がれていたみたいです」

―愛人になった女のコの話も衝撃的でした。なかには行方不明、飛び降り自殺、クスリ漬け……。愛人になることは、本人を幸せにするのでしょうか?

「本で紹介した、お金をためてニューヨークに行ったコや、予備校に通って大学に合格し愛人稼業から足を洗ったコ。彼女らは自分の夢や目標のために愛人をやっていましたし、愛人になることで自分の将来をつかみ取ったと思います。でも、ずるずる愛人を続けると女は幸せになれない。男の人はお金で清算できますが、女は続けているとどこか傷つくところがあるんですね。だから、収入が厳しくて大変なときや、自分の経験をランクアップさせるなど、目的をはっきりさせて期間を限定してやらないといけない。

お金とか愛情は後からくるものであって、愛を引き換えに生活しても幸せはやってこないし、人生は上向かないのでしょう。愛人ブローカーをやっていた私が言うのもなんですが、本当の愛は無心であり、無償なんだと思いますよ」

●清宮こころ(せいみや・こころ)




30代女性。東京都出身。大学生の頃に東京・六本木のクラブでホステスをしながら、愛人紹介ビジネスを開始、5年間で約100人の女性を紹介。現在は愛人紹介業からは離れ、某大手企業の社員として働く

■『愛人という仕事』




イースト・プレス 1260円





愛人になりやすい女性の特徴、欲しい女性を得るためのテクニック・交渉術、愛人を囲うことのできるハイスペックな男性の気質、その特異な性癖……。5年にわたり愛人紹介業を行なった女性が明かす、特殊な愛の姿




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