日本にカジノが誕生すれば億万長者が続出する?

週プレNEWS / 2013年10月31日 10時0分

安倍晋三首相や麻生太郎副首相兼財務相も名前を連ねる“カジノ議連”こと国際観光産業振興議員連盟が、今臨時国会でカジノ解禁を進めるための「カジノ関連法案」を提出することがほぼ確実となった。

東京五輪開催を追い風に、日本でのカジノ解禁がいよいよ現実味を帯びてきたわけだが、はたしてわれわれ庶民が気軽に遊びに行けるような場なのだろうか?

カジノといえば、ディーラーとの駆け引きなどゲームのルールが複雑。しかも、ひと晩で大金が動くイメージがある。となると庶民はムリ? 『賭けに勝つ人 嵌る人―ラスベガスと日本人』(集英社新書)など、ギャンブルに関連した著作が多数ある作家の松井政就氏によると、スロットならその心配もなく、しかも一攫千金のチャンスもあるという。

「有名なのがメガバックスという台です。1回約300円の賭け金で、大当たりすれば最低払戻額約5億円が約束されるおばけマシーンです。すべての台がオンラインでほかのカジノとつながっていて、大当たりするとそれまでプールされていた過去の賭け金がすべて払い戻されるため、実際は5億円どころか何十億円にもなることもあります」

実はカジノ、現在日本にある宝くじや競馬、パチンコといったギャンブルに比べ、勝ちやすい要素を備えている。それは控除率の低さだ。控除率とは、一回賭けるごとに胴元(運営側)の懐に入る“テラ銭”のこと。パチンコ(パチスロも同じ)が平均10~15%、競馬などの公営ギャンブルは一般的に約25%。宝くじに至っては約50%だ。

一方のカジノは、アメリカ式ルーレットがもっともテラ銭が高いが、それでも5.26%。ほかのゲームはすべて、それ以下だ。

かつて国会議員だったハマコーこと浜田幸一氏(故人)が約4億6000万円負け、最近では大手製紙メーカーの会長(当時)が約106億円をつぎ込み、危険なゲームの代名詞となったバカラ(トランプゲーム)もテラ銭はたったの1.17~1.36%。

そして、さらにテラ銭が少ないのがクラップスというゲーム。

「2007年のハリウッド映画『オーシャンズ13』で、ブラッド・ピット演じるギャンブラーがラスベガスのカジノから大金を巻き上げたゲームです。遊び方は簡単で、2個のサイコロを客が自分で投げるだけ。全米人気ナンバーワンのゲームです。賭け方次第でテラ銭は0.184%と、限りなくゼロに近くなる」(松井氏)

でも、日本のカジノでは結局、高いテラ銭を取られてしまうのでは?

「テーブルゲームの控除率は、ゲームの仕組みによって決まる世界共通のもの。それに反するようなテラ銭を取れば、海外からの観光客など来るわけがありません。スロットも各国が競って払戻率をよくしている状況です。カジノは客からカネを巻き上げてばかりというわけではなく、満足して遊んでもらうためのサービス業でもありますから」(松井氏)

海外からの観光客誘致が目的のカジノだが、むしろ日本人の億万長者が続出するかも?

■週刊プレイボーイ45号「解禁“カジノミクス”で人生一発逆転長者が続出する!!」より

週プレNEWS

トピックスRSS

ランキング