Tehuの「残念ながら、アイドルヲタです。」第5回:総選挙と指原左遷。お金を払って他人の人生に介入すること、そして裏切られること

週プレNEWS / 2013年11月1日 16時0分

「真夏のSounds good!」を修学旅行先の北海道でゲット。札幌のタワレコで購入したCDを、北海道大学の敷地内で開封しているところ。「表情はガチじゃないです! ネタです!」と強弁しているが……

先週、「現場デビュー」を予告しましたが、その前にまだ大事なことがありました。というわけでTehuのアイドル現場デビューはしばしお預けです!すいません!

ももクロというグループの魅力に徐々にハマりつつ、しかしまだ完全にモノノフになれたというわけでもなく……という中途半端な時期に、僕を一度48グループに引き戻す出来事がありました。それが「第4回AKB48選抜総選挙」です。

アイドルに興味のない時期は熱狂している人々の気持ちが全く理解できずにTwitterでかなり悪口を言っていたような記憶がありますが、発言や行動に一貫性がないのが僕の持ち味なので、何のためらいもなく「真夏のSounds good!」を3枚買ってみて、投票してみました。

※Tehuの黒歴史はこちら→第2回:AKB48のコント番組で人生が変わった!




http://wpb.shueisha.co.jp/2013/10/11/22421/

当時、iPhoneの「AKB48」アプリでモバイル会員に課金・加入していたので、CDと合わせて4人への投票権がありました。実は13期研究生(その後のセレクション審査を切り抜け、現在はめでたく昇格してチーム4に所属していらっしゃいます)の某メンバーが、知り合いの妹さんであることが直前に発覚していたので、「64位以内に入るのは厳しいだろうなあ」と分かっていながらも、まずは一票を入れました。「がんばって!」という気持ちの表現ですね。

さて残りの3票ですが、当時の推しメンは「指原莉乃」「松井玲奈」、そしてNot yetから好きになった「横山由依」でした。順当に行けば一人一票ずつ平等に入れれば良かったのですが、指原さんは前年の総選挙で既に神7直前の9位に躍進しており、そこから1年間のさらなる快進撃もずっと報道されていました。そのため、僕が1票入れなくともライトなファン層が沢山投票しているだろうという思考回路が働き、投票を避けたのです。






そして結果は、選抜の真ん中あたりに陣取るだろう松井玲奈様に1票、ギリギリ選抜に食い込むか食い込めないかの瀬戸際にいた横山由依さんに2票。すべての推しメンが選抜に入ることを祈って「傾斜投票方式」を採用したのです。自分の投票だけで順位が大きく動くわけでないことは分かっていましたが、自分の気持ちに正直に行動した結果でした。

こうやって振り返ると、総選挙に投票するのは選挙結果に大きな影響を与える一部の「太ヲタ」以外は、「お賽銭」感覚なのかもしれないと思います。いつも応援しています! これからもがんばってね! そして、御利益がありますように(!?)という気持ちが働いているような気がするのです。

で、開票当時。フタを開けてみると、指原さんは4位へ大躍進、松井玲奈様も10位、横山由依さんは15位、とほぼ僕の予想通りの並びになりました。自分の一票もムダではなかったのかなと胸をなで下ろしたものです。

総選挙はAKBの数ある「商法」の中でも最も悪名高い(笑)ものですが、僕は全然アリだと思っています。そもそも所有している“資産”をどう使うかに介入すべきではないという原則もありますが、それ以上に、投票によって得られる満足感や楽しみが大きい!

これは投票した本人にしかわかりませんが、たとえ望みどおりの結果にならなかったとしても、投票してグループの未来構想に参与するという行為自体に、お金を払う価値と喜びは十分にあるのではないでしょうか。そもそも、問題提起している人たちは投票なんてまったく興味のない人たちばかり。本人が満足しているのだからそれでいい、という思考回路が日本人にはあまりないのかもしれません。「おせっかい日本人」はいろんなところに出現しますね。あ、話題が逸れそうだ……。この続きは好評配信中である僕のメールマガジン次号をご覧下さい(宣伝です・笑)。

しかし、そんな総選挙の直後に非常にショッキングな出来事が起こります。

僕をAKB48にドはまりさせた張本人である指原莉乃さんが、『週刊文春』に過去の恋愛を暴露されたのです。

正直言って、悔しかったですね。指原さんに対してではなく、写真を売った男や、悪意を持って記事を書いた人たちに対してです。僕は今でも、彼らの気持ちが理解できません。茂木健一郎さんと一緒にTwitterで、「指原が可哀想だ」という話をしていたのを覚えています。この件で、人というのはなかなか信用ならないものだというのがよくわかりました。

でもまあ、現在フジテレビで放送中の『リーガルハイ』の第1話冒頭に、明らかに指原事件をモチーフにした裁判がありましたけど、ああいう風に、お金をつぎ込んでいたファンから集団訴訟を起こされなかっただけ運が良かったということにしておきましょう……。

処分については、「今さら研究生時代のことでさすがに脱退はないだろう。あってもチーム替え・研究生降格程度では」という予想をしていましたが、フタを開けてみれば、秋元康先生から言い渡されたのは「HKT48への移籍」。

菅原道真の呪いが1100年の時を経て指原さんに取り憑いたのではないかと一瞬思いましたが、もしそうであれば、指原さんはこのまま引退を強いられ、AKB劇場に雷が落ちることになるので、さすがにそんなことはないだろうと引き続き応援することにしました。

当時のHKT48は年齢的にも経験値的にも研究生同然のレベルだったでしょうから、僕の処分予想はある意味で当たったということになります。むしろ、指原さんなら見事にプロデュースしてくれるのではないだろうか――。そういった予感も、少しではありますが明確にありました。

なぜそんな予感がしたか? データから導き出される「指原の知られざるパワー」というものがあったからです。どんなデータなのかは、来週のお楽しみです!

<今週の気になるアイドルエトセトラ>




アイドルなのか、アーティストなのか、はたまたまったく別の「何か」なのかよくわからない“謎の集団・BiS”が、新メンバーを発表しましたね。それはななななんと……、あのコシノジュンコさん! メンバー脱退に際して行われたオーディションで合格したのは、いわずと知れた世界的なファッションデザイナーだったのです!

さっきWikipediaを見たら、「2011年より、花園大学客員教授に就任」の下に、ごくあっさりと「2013年より、アイドルグループBiSに加入」と書かれていました。……いやいや、絶対オカシイでしょ(笑)。

どうやらコシノさんが参加したNTTのDENPO(電報)企画のスピンオフのようですが、ここまでガチでメンバー加入をさせてしまうとは、やはり背水の陣になりつつあるBiSはやることが違います。本当に刺激的なものは、窮地からしか生まれないのかもしれませんね。ただもちろん、上手くいくとは限りませんが……。それでも運営、そしてコシノさんの真面目な遊び心に拍手を贈りたい!

しかしなんというか、コシノさんが入っても違和感がない……。

■Tehu(てふ)




1995年神戸市生まれ。灘高校3年生。デジタルクリエーターとして多くのプロジェクトに参加するほか、講演や執筆など多岐にわたって活動している。著書に『スーパーIT高校生“Tehu”と考える 創造力のつくり方』(Google日本法人元名誉会長の村上憲郎氏との共著)がある。




オフィシャルウェブサイト:http://tehu.me/




Twitterアカウント:@tehutehuapple

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