アニメイトvsヴィレッジヴァンガード。書店の勢いは雑貨の量で決まる

週プレNEWS / 2013年11月10日 6時0分

扱っている商品は異なるが、雑貨中心の展開など、かなり似ているアニメイトとヴィレッジヴァンガード

出版不況といわれ、各地で書店の閉店が相次ぐ今、店舗数を増やしている書店がある。「アニメイト」と「ヴィレッジヴァンガード」だ。

前者はアニメファン、後者はオシャレな人たちが訪れる店。なので、店構えはまるで異なるが、比較すると面白いほど共通点がある。

「アニメイト」は、コミック、ライトノベルなどを販売する店からスタートし、DVD、ゲームなどの関連グッズを取り扱うようになり、本よりグッズを販売するスペースが大きくなった書店だ。

「ヴィレッジヴァンガード」も「遊べる本屋」をテーマにし、雑貨を販売。経済評論家の鎌田實氏によると「今では書籍の売り上げは全体のたったの1割」というグッズがメインの書店だ。

また「アニメイト」は、全国各地にファンが集える場所をつくるべく、各都道府県に最低1店を目標に出店し、現時点で全国46都道府県への進出を達成。「ヴィレッジヴァンガード」もショッピングモールの建設ブームに乗り、各地のモールに支店を展開。45都道府県に進出を果たす。

女性客中心というのも共通点。アニメショップに女性が多いことに驚かれる方もいるだろうが、声優雑誌の元編集者によると「ファンの数は男性が多いが、雑誌やグッズを購入するのは女性が多い。だから、最近の声優雑誌の表紙に登場するのは男性声優ばかり」なのだそうだ。

共通点は多いものの、客層が異なるため共存共栄だったが、8月「ヴィレッジヴァンガード」が仕掛けた。店の公式ページで、腐女子に特化したお店を作る計画を発表したのだ。

「ヴィレッジヴァンガードが腐女子の店を全国展開したら、地方のアニメイトから腐女子が流れる可能性があります。アニメイトで入手できないキワドイ本を地元で買えるなんて……しかも、中身を確認してから買えますからテンション上がります」(元編集者)

「ヴィレッジヴァンガード」が本格的に仕掛けてくるのか。「アニメイト」はどう対抗するのか。今後の2店の対決から目が離せない!

(取材・文/井出尚志 渡辺雅史 高山 恵 山田奈央[リーゼント] 小山田花子 鈴木晴美 原 彬)

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