Tehuの「残念ながら、アイドルヲタです。」第7回:AKB48初の東京ドームライブがアイドルの現場デビューでした

週プレNEWS / 2013年11月15日 6時0分

前田敦子が卒業した、昨年8月のAKB48東京ドーム公演。現場デビューしたTehuを待っていたのは、衝撃の発表だった!?

今回からは再び、僕のアイドル遍歴について振り返っていきます。このシリーズも終盤、ついに「現場デビュー!」までたどり着きました。

「第4回AKB48総選挙」で大島優子さんがセンターに返り咲いてから2ヶ月が経った昨年8月、待望の東京ドームライブが実現しました。ファン歴こそ短い僕ですが、初期メンバーの目標だった「1830mの夢」が実現する現場を共有したいがためにチケットを申し込みました。

実は3DAYSのうち2日目からは仕事でアメリカ出張だったため1日目しか申し込むことができず、財力もないのでファンクラブ複数口で申し込むなんてことも無理。そのため、かなり期待薄だったのですが、運良くチケットをゲットできました。あれはうれしかった! しかも、アリーナの前の方という良席で更にテンションアップ!

もっとも、アメリカへのフライトが関空発羽田経由で、羽田から乗ることがセキュリティの関係上できないため、夜行バスで東京に向かい、東京ドームライブを見て、また帰ってくるという非効率な日程になってしまったのですが……。だけど、それでも行きたい! オフィシャルペンライトをなぜか4本も買ってしまうほどの不思議な情熱が、僕を突き動かしていたのです。

ペンライトはそれぞれ、チーム「A」「K」「B」「4」。推しメンとは別に、それぞれのチームのキャラクターが好きだったからです。とはいえ、後にこの行動が僕の心を激しく揺り動かすことになるのですが……。

さて、東京ドームライブの前にはイベントで講演をする仕事があったのですが、当然のように頭の中はAKB48のことでいっぱい。講演中もペンライトを取り出して、アイドルがどれだけ素晴らしいか語りまくっていました(笑)。テーマとは全然関係ないのに、楽しく聞いてくれた当時のオーディエンスの皆さんにはとっても感謝しています。

終了後は即、会場へ。残念ながら物販に並ぶ時間はなかったのですが、それでも人生初の東京ドームだけあり、あまりの大きさに圧倒されました。僕が行ったことがあるライブ会場は最大でも大阪城ホール(約1万人収容)だったので、果たしてAKB48がこの巨大空間をどうひとつに盛り上げていくのか、期待に胸が膨らんだのを覚えています。



ライブ開始前は、カメラが観客をランダムに映して、その映像の上に落書きをする様子がビジョンで流れるなどの演出もなかなか。観客のボルテージも徐々に上がってきます。

期待が頂点に達した頃に煽りVが流れて、overture(開演を告げる演出)が始まりました。今ではももクロのovertureのほうが好きな僕ですが、やはり東京ドームで5万人と一緒に体験すると興奮します!

後ろを見渡すと、スタンドの上までキラキラのサイリウムで、僕の地元・神戸における100万ドルの夜景でも眺めているかのような気分になりました。ライブ本編も、知っているメンバーが花道でかわいく踊る姿は感動的ですらありました。ちなみに一番うれしかったのは、松井咲子師匠(AKB48)が僕の方を向いてウインクしてくれたこと。卒倒寸前でした。この時点では知らない曲もいくつかありましたが、MIXをその場で周りに合わせながら打って、一体感を心の底から楽しんだものです。

しかし、本当に不思議なもので、楽しい時間というのは一瞬で過ぎ去っていきます。アンコールから最後の曲、というところで悪い予感が的中し、AKB48劇場支配人(当時)のトガサキさんが登場。再組閣が発表されました。

宮澤・鈴木のSNH移籍、高城・仲川のJKT移籍や多田愛佳のHKT移籍も衝撃的だったのですが、何より僕にとってびっくりだったのは、チーム「4」の消滅が発表されたときでした。掌のなかで光る黄色(=「4」のチームカラー)のペンライト。呆然と立ちすくむ隣の“チーム「4」推し”のファン。そして何より、ステージ上のメンバーたち……。

ひとつの疑問が生じました。アイドルはエンターテイメントです。エンターテイメントとは、大衆を楽しませるために存在しているはず。そんなアイドルが、一人でもファンを悲しませることに、どんな意味があるのでしょう? それでもアイドルはアイドルでいられるのでしょうか?

こうした疑問は、アイドルファンならば一度は感じたことがあると思います。ちょっと短いですが、次回はこの問題について、純粋なファンの目線から考えてみようと思います。

<今週の気になるアイドルエトセトラ>

最近のアイドル業界で話題が持ち切りの人物といえば……そう、「菅原道真以来、千年に一人の逸材」こと橋本環奈ちゃんです。Rev. from DVHというあまり聞き慣れない博多のアイドルグループの一員だそうですが、実際に映像でその姿を確認してみると、“THE”が10個つきそうなほどの正統派アイドル! ちなみに、声は僕の好きな感じのハスキーボイスでした。

ふ~む。「千年に一度」という煽り文句はさすがにやりすぎかな~とは思うけど、確かに「ぐうかわ」(「ぐうの音も出ないほどかわいい」の略)がぴったり似合う女のコじゃないの。

ネット上ではステマ疑惑も囁かれているけど、正直な話、ステマってなかなか難しいですよ。もし、ステマさえすれば何でも売れるような世の中であれば、僕のような人間も生きるのがかなり楽になるはずですが……。ステマと普通のマーケティングの違いって、仕掛人が関係者かどうかだけ。当たるか当たらないかは結局、本人の実力と戦略だけではどうにもならない部分があります。要は、運も大きいよってことですね。

そういう意味では、これだけ話題になったという点で、橋本ちゃんには「運」という大きなパワーが備わっているように思います。ここから真のシンデレラストーリーになるのか、まだまだ先はわかりませんが、期待の新人であることは間違いない。僕も見守っていきたいです! 週プレに登場する日が来たら、ぜひ取材させてください(笑)。

■Tehu(てふ)

1995年神戸市生まれ。灘高校3年生。デジタルクリエーターとして多くのプロジェクトに参加するほか、講演や執筆など多岐にわたって活動している。著書に『スーパーIT高校生“Tehu”と考える 創造力のつくり方』(Google日本法人元名誉会長の村上憲郎氏との共著)がある。

オフィシャルウェブサイト:http://tehu.me/

Twitterアカウント:@tehutehuapple

(撮影/佐賀章広)

 

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