親切な指導が大好評! 現実味を帯びてきた阪神・掛布監督誕生のXデー

週プレNEWS / 2013年11月22日 6時0分

GM付育成&打撃コーディネーター(DC)として復帰し、はつらつと若手の指導に当たっている掛布氏

中日が落合GM(ゼネラルマネジャー)、谷繁監督なら、ウチは掛布監督で再スタートや――。虎ファンの間で、そんな掛布待望論が高まっている。

本塁打王3度、打点王1度の“ミスタータイガース”こと掛布雅之氏(58歳)が、阪神のGM付育成&打撃コーディネーター(DC)に就任したのは10月下旬のこと。

それからわずか1ヵ月弱。これまで伸び悩んでいた二軍の選手たちが、見違えるような姿を見せているのだ。

スポーツ紙の虎番記者が目を丸くする。

「11月11日に実戦形式のシートバッティングを行なったのですが、新井良太が本塁打をかっ飛ばすなど、若虎16人で38打数17安打、打率4割4分7厘という好成績。翌12日のオリックスとの練習試合でも森田一成、伊藤隼太がホームラン、中谷将大も2打数2安打3打点の活躍で、終わってみれば13安打8得点で逆転勝ち。掛布DCの指導効果で、二軍の若手になんらかの化学反応が起きたとしか思えません」

この結果に虎ファンは大喝采。来季後に3年契約が切れる和田豊監督の後釜は「掛布で決まり!」と、熱いラブコールが上がっているというわけ。

でも、掛布DCって、そんなに指導者としての才能が豊かなのか? この目で確かめようと、二軍が練習する鳴尾浜球場(兵庫県西宮市)へと向かった。

すると、グラウンドから独特のしゃがれ声が聞こえてきた。もちろん、その声の主は掛布DCだ。

「よーし、オーケーだ! それだ、それ!」

「トップを意識して! そうだ、ナイス!」

そのほかにも「うまい」「できてる」「つかんだな」など、右手の親指を立てては、大声で選手をホメちぎっている。

前出の虎番記者が解説する。

「とにかく自分から近づいては、選手をホメて乗せてゆくって感じですね。新井を『小ミスター』、森田を『小バース』、中谷を『山本浩二』などと呼んでは、選手らを喜ばせています(笑)。かつてのスーパースターだけに、若い選手からは声をかけづらいだろうと、『自分から壁を壊して近づいてゆく』と、本人は言っています。夜は夜で、選手を別室に呼んでは、マンツーマンでスポンジボールを打たせたりと本当に熱心。そのせいか、選手からは『DCの指導はわかりやすい』との声しきりで、掛布DCの周りはいつも笑顔で明るいムードに包まれています」

マスコミ対応もうまい。

別の虎番記者がうなる。

「長いこと解説の仕事をしてきたせいか、話が面白い。取材する側の気持ちもよくわかってくれていて、『森田は小バース』なんて、そのまま見出しになりそうなフレーズをしゃべってくれるんです」

鳴尾浜球場へやって来る熱心なファンにも変化が。

「練習を見に来るファンがいつもの倍になった。特におじさんが増えた(笑)。みんな掛布さん目当てみたい」(20代の女性ファン)

その隣にいた40代中年男性がうれしそうに続ける。

「掛布の周りだけ、オーラが出てますわ。あの明るさに乗せられて、二軍の若手がガンガン打つようになった。この勢いを一軍にもっていくためにも、和田監督の後任は掛布がやってくれるとええんやけどな」

酒気帯び運転による逮捕歴や億単位の借金問題など、掛布DCには数々のスキャンダルがあった。そのため、監督就任は無理との観測は強かったが、指導のうまさと天性の明るさで、ポスト和田の最有力候補に躍り出そうな格好だ。

虎ファンの間では、早くも掛布・阪神の組閣人事を大胆予想する声も。

「江川卓は掛布との対談で、『掛布さんが監督になったら、投手コーチは僕に』と発言したことがある。だから、投手コーチは江川で決まり。打撃コーチはやはり性格の明るい新庄(剛志)がぴったりや。そして、ヘッドコーチは読売テレビの解説で一緒だった川藤(幸三)にひと肌脱いでもらう。どや?」(虎ファンの集まる大阪市北区の喫茶店「まる虎ぽーろ」の盛林文男マスター)

このまま二軍の若手が成長すれば、来季途中にも掛布DCの監督昇格が内定するかもしれない。

(取材/ボールルーム)

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