Tehuの「残念ながら、アイドルヲタです。」第16回:ももクロのコールが響き渡る それが灘高の卒業式でした

週プレNEWS / 2014年2月14日 17時0分

スーパーIT高校生と呼ばれていたTehuも、2月6日に灘高を卒業! 伝統ある卒業感謝祭で、彼が仕掛けたイベントとは?

お久しぶりです。年始早々、大きすぎる仕事が3つも重なってしまい、2週間にわたって連載をお休みしてしまいました……。ようやく一段落ついたので、今週から再開します。連載「残念ながら、アイドルヲタです。」をこれからもよろしくお願いいたします。

さて、最近の僕にとってもっとも大きかったトピックスは、2月6日に灘校で行われた卒業式です。ついにTehuも“IT高校生”から卒業したわけですが、ここで僕の活動の集大成を披露したのです!

そのイベントは、後輩と先生方に向けた「卒業感謝祭」。90年の歴史を誇る灘の講堂で、厳粛な卒業式を終えた昼過ぎからスタートしました。

企画演出は僕が担当。プロジェクター4台、コンピュータ5台、自作の3Dホログラム投影機2台を使って、高校のイベント規模を超えた演出を実現しました。

まずは論より証拠。2時間のイベントの模様を1分間にまとめたダイジェスト映像を作りましたので、以下をぜひご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=zG2ZYeFfC8w

映像を見てもらえればわかるとおり、当日は光の演出にまで工夫を凝らしました。しかし、イベント中に一番盛り上がった企画はなんと、「師弟対決 ももいろクローバーZ 応援合戦」だったのです!

……といっても意味がわからないでしょうから、内容を説明します。これは卒業する生徒と担任教師が、“ももクロのコール”で対決をするというなかなか「物好き」な企画です。

出場してくれたのは、昨年ネットで話題になった「なだいろクローバーZ」の黄色役をやってくれた阪本豪くん(しおりん推し)と、参考書で有名な英語担任の木村達哉先生(ももか推し)。

そもそも教師陣のなかにモノノフがいて、しかも公言していること自体があまりないことかもしれません。ただ、以前に木村先生と食事させていただいたときに聞いたメンバー5人に対する熱い想いが凄すぎて、みんなの前でコールやってもらったらかなり盛り上がるはずだという結論に至ったのです。

しかし、ただ単にコールをするだけでは面白くもなんともない。そこで、ももクロにゆかりのある人にも出演して欲しいという話になり、僕が普段からお世話になっているニッポン放送の吉田尚記アナウンサーに依頼しました。

さすがにステージ上の司会はいろいろとめんどうなことになるので、当日は映像でのご出演。それでも、わざわざ神戸の会場まで来てくださった吉田アナには本当に感謝です!

競技自体は非常にシンプル。モノノフなら当然のごとく知っている「overture」と「行くぜっ!! 怪盗少女」のコールをステージでやってもらうだけ。ジャッジとしては、公正で、わかりやすく勝ち負けを決めるために、「声の大きさ」と「会場の投票」という2つの要素を導入しました。

集計には今回のイベントのために制作したopenLUMEというシステムを使用しました。これは観客がスマートフォンで投票したデータを瞬時にまとめ、そのまま画面に表示。さらに結果発表では2パターン準備した吉田アナのアナウンスから適切な方を選んで流すという本格的な演出システムです。





阪本くんと木村先生の熱戦が始まると、講堂に

「うりゃ!おい!」「うりゃ!おい!」

というコールが響き渡りました。おそらく、伝統ある灘高でも初めての事態でしょう。

肝心の結果ですが、投票数に声の大きさの比率を掛けあわせ、「55対38」で担任の木村先生が勝利! モノノフにおいても教師の貫禄を見せつけました。

こうして人生に一度の卒業イベント(完全版の映像も公開したいところです)が過ぎていったわけですが、僕がこの企画で心配だったのは、必ずしも観客の全員がももクロ好きではないこと。当然、「ももクロ? 名前しか知らないなあ」なんて生徒も教師もいるわけです。

ただの内輪向けな自己満足な遊びと受け取られたら……。しかもそれだけじゃなく、嘲笑の的になって、「アイドルヲタはこれだから」と間接的に世間から見たヲタさんのイメージまで下げてしまったら……。

しかし、いざ始まってみると会場は大ウケ。それも嘲笑ではなく、アイドルファンのアツい思いに対する羨望と感動であるように僕には感じられました。良い意味での「面白い」を実現できたのです。

あとから観客に感想を聞いてみると、

「アツすぎてびびった。アイドルのライブに興味が出た」



「アホちゃうかと思ってるけど、ハマれるものがあるのはすごく羨ましい」



「ももクロが目の前にいなくてもここまで全力でできるんだから、ももクロすげえ」



「おれはやりたくないけど、見ててすごく楽しかった」

競技終了後は会場全体から惜しみない拍手が贈られ、スタッフや出演者の心配は杞憂に終わったのでした!

アツくなれることがあるのは、幸せなこと。高校を卒業したばかりですが、これからも僕は好きなアイドルのライブにはアツくなりたいし、ヲタに対する世間のイメージも変えていきたいです。だって、「女の子を応援する行為」は、スポーツのサポーターと何ら変わらない、ピュアな想いの結晶ですから!

<今週の気になるアイドルエトセトラ>



そして卒業後にはさっそく、ももクロのライブに。「ニッポン放送 開局60周年記念 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo ~バレンタインDE NIGHTだぁ~Z! 2014」横浜アリーナまで行かせていただきました。

タイトルだけじゃなく、時間も長かったライブ(4時間!)でしたが、会場では卒業イベントでお世話になった吉田アナとも合流。いろいろとお話が盛り上がり、もしかしたら次につながるかも!?

春から僕は慶應SFCの大学生とはいえ、アイドルでつながる輪を今後も大切にしていきますよ!

■Tehu(てふ)



1995年神戸市生まれ。灘高校を卒業し、今年の春から慶応SFCに進学。デジタルクリエーターとして多くのプロジェクトに参加するほか、講演や執筆など多岐にわたって活動している。著書に『スーパーIT高校生“Tehu”と考える 創造力のつくり方』(Google日本法人元名誉会長の村上憲郎氏との共著)がある。



オフィシャルウェブサイト:http://tehu.me/



Twitterアカウント:@tehutehuapple

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