ザックジャパンに必要なJリーグの“おっさん力”

週プレNEWS / 2014年3月8日 10時0分

W杯イヤーとなる2014年シーズンのJ1が開幕した。

「代表候補選手は63人いる」と明言しているザッケローニ監督だが、W杯メンバーを発表する5月までの試合を見極め、いい状態の選手がいれば年齢にこだわらず選ぶ意向だという。

これまで海外組を中心に選出されてきたザックジャパンだが、サポーターの間では、本番の23人の中には「ベテラン待望論」も上がっている。短期決戦では、経験豊富なベテラン選手の存在が重要になってくるからだ。

そこで、Jリーグで活躍している、ザックジャパンに入ってほしい30歳以上のベテラン選手たちを、改めて振り返ってみよう。

まずは横浜FMの中村俊輔(35歳。以下、すべてリーグ開幕となる3月1日時点での年齢)。

「彼は今もJの現役選手中最高のMFです。もともとフィジカル的には弱かったけれど、早くから海外に出てコンタクトを避けながらプレーする術(すべ)をつかみ、息の長い活躍ができている。圧倒的なテクニックがあればたいていのことは克服できるという見本のような選手です」(サッカーライターの後藤健生氏)

同じく横浜FMの中澤佑二(36歳)。

「毎日の就寝時間はいつも同じだし、練習場には真っ先に来て体のケアをしています。だから、持って生まれた身体能力を維持し続けられる。そんな彼のストイックな姿勢を見ていたら、ほかの選手はいいかげんなことなんてできないですよ」(一般紙サッカー番記者B氏)

広島の不動のストライカー、佐藤寿人(31歳)。

「一瞬の駆け引きで相手の裏を取る動き方の技術に年々磨きがかかっています。しかも、前監督のペトロヴィッチや現在の森保一監督が、そんな佐藤の特徴を生かして点を取るチームをつくり上げたので、非常にプレーしやすい環境にいるわけです」(サッカー専門誌編集者A氏)

川崎の中村憲剛(33歳)。

「風間八宏監督によってボランチからトップ下にコンバートされ、以前から定評のあったテクニックをパスだけでなく、シュートにも生かすようになりました。また、風間サッカーはスペースではなく選手の足元にパスを出すスタイルのため、あまり走り回る必要がなく、ベテランの体に優しいんですよ(笑)」(B氏)

昨季のリーグ得点王に輝いた、同じく川崎の大久保嘉人(31歳)。

「運動量が多く、相手ボールに対してガツガツいき、シュートもうまい。なんでもできる選手なんだけど、それがかえってアダになり、前所属の神戸ではあちこちのポジションをやらされて中途半端な働きしかできなかった。しかし、川崎ではストライカーに据えら得点に集中できるようになってひと皮むけましたね」(後藤氏)

名古屋の新キャプテン、田中マルクス闘莉王(32歳)。

「とにかく、あの大きさは魅力。大きな選手は、年を取ってもその大きさに変わりがありませんからね(笑)。去年はケガがちだったけど、体調さえ万全ならまだまだJ屈指のCBです。新主将になって張り切っているのか、タイでのキャンプでもこれまで以上に大きな声を出して目立っていました(笑)」(B氏)

若い頃からいぶし銀、浦和の阿部勇樹(32歳)。

「ペトロヴィッチ監督のサッカーでは、攻撃時にボランチが下がり、CBの位置に入ります。若い頃からその両ポジションでプレーしてきた阿部は、まさにうってつけの人材。今の浦和では、間違いなく守備の要です。また、代表でもオシム、岡田武史両監督に重宝されたように、とにかく戦術理解力が高い。イングランドでのプレーを経て、当たりの強さも出てきましたし」(A氏)

この7人に加え、すでに代表候補入りしているのがG大阪の遠藤保仁(34歳)、今野泰幸(31歳)。彼らの“おっさん力”がブラジルで輝く瞬間が来るかもしれない。

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