“ひらパー”はなぜ、関西人に愛されるのか?

週プレNEWS / 2014年4月30日 6時0分

昨年度の入場者数が95万人超と、関西圏でUSJに次いで人気の遊園地、ひらかたパーク

昔ながらの遊園地が次々と姿を消してゆく昨今、大阪府枚方(ひらかた)市にある老舗遊園地「ひらかたパーク(通称“ひらパー”)」が元気だ。

1912年に開園したひらパーは、東京の浅草・花やしきに次いで日本で2番目に古い、関西圏の人にはおなじみの老舗遊園地。2000年代以降は不況や少子化の影響をモロに受け、一時期は入園者数や業績を落としていたが、ここ数年は順調に回復している。

その復活劇の立役者となっているのが、「ひらパー兄さん」なる人物だ。ひらかたパーク広報担当の石川真吾さんが説明する。

「初代ひらパー兄さんはブラックマヨネーズの小杉竜一さんで、2009年度から2012年度まで務めていただきました。そして、昨年からはスーパーひらパー兄さんとして、V6の岡田准一さんに務めていただいております。要するに当園のイメージキャラクターですね。岡田さんは枚方市出身でして、実際に子供の頃は自転車で乗りつけて当園を利用していたということなのですが、CMではあの美形で『ひらパー兄さんで、おま!』と全力でやってくださって、本当にありがたいかぎり。あ、ちなみに岡田さんには当園の園長にも就任してもらいました」

あの岡田准一クンが関西の老舗遊園地のイメージキャラクター? なんだか、関東の人間にしてみると信じられないノリだ。

「でも、おかげさまで初代の小杉さん在任中の4年間の広告効果は約30億円、入園者数も100周年だった一昨年度は前年比約7万人増の94万人。さらに岡田さんが就任した昨年度は、関東や九州などからのお客さまも多く、100周年イヤーを上回る95万人もの年間入園者数を記録したんです」(石川氏)

ひらパー兄さん、恐るべし。

「小杉さんのときは、来園者とギネス記録に挑戦するイベントを行ないましたし、ブラマヨの相方である吉田敬さんを対立候補として、一般の方に投票してもらう『ひらパー兄さん選挙』なんかもやりました。現在は、岡田さんの主演した映画『永遠の0』をパロったポスターを作製しまして、ポスター争奪戦が起こるほど話題になりましたね。ただし、本年度の入園者数が100万人を突破しなかった場合、岡田さんにはスーパーひらパー兄さんと園長の職を退任していただくことになっています」(石川氏)

これまで100回はひらパーで遊んだという大のひらパーファンで、ニュースキャスターの辛坊治郎さんにも人気の秘密を聞いてみた。

「なんといっても、ひらパーはウチの近所だからね、しょっちゅう行ってるよ。圧倒的にイイのは、だいたいどんなアトラクションも並ばずに乗れるってとこ。そりゃ、休みの日はいくらか並ぶけど、だいたいは空いてる(笑)。だから、近所かどうかは別としても、とにかく気軽に行けるんだよ。僕はUSJも大好きだけど、USJだと、○月○日に行こう!って前々から計画を立てて行くでしょ。でも、ひらパーなら休日の朝に子供にねだられて、じゃあ昼から行くかって軽いノリで行けちゃうから」

ひらパー兄さんに代表されるノリの良さと、何より気軽に行けるという身近さ。それが関西人から“ひらパー”が愛される理由なのだ。

(取材/昌谷大介、東賢志[A4studio])

■週刊プレイボーイ19・20合併号「いま日本一元気な遊園地『ひらパー』の楽しみ方」より

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