EDに悩む20代男子が増加中。若者たちを襲うストレスの中身とは?

週プレNEWS / 2014年5月9日 17時0分

「ED治療薬は生活改善薬。もっと気軽に受診してほしいですね」と言う、浜松町第一クリニック・竹越昭彦院長

中高年の病気とされているED(勃起不全/Erectile Dysfunction)。実は近年、20代から発症する「若年性ED」が毎年確実に増えていることがわかった。

ED治療が専門の浜松町第一クリニックの統計によれば、同院を訪れた初診男性のうち20代男性が占める割合はじわじわと増え続け、2013年には8%を超えた。最も多いのが30~40代であることに変わりはないが、若年化の波が確実に押し寄せてきているのだ。

日本男性の人口構成比を考慮すれば、人口の少ない20代が1割近くを占め、なおかつ増加を続けているのは無視できない事態。20代でEDだなんて、そんな男子がいること自体、驚きだ。10代の高校生が来院することもあると聞けば、さらにビックリ。

しかし、若年性ED増加の兆候は、週プレ本誌「OL萌え萌え倶楽部」の調査でも窺い知ることができる。

昨年、都内在住・在勤OL100人(平均年齢26歳)に「これまでカレがEDだった経験はありますか?」と尋ねたところ、「ある」と答えたのは28%。

「カレが転職してからけっこうハードなようで、中折れ気味。仕方がないこととはいえ、頭にくるというか、がっかりする日もあって、カレが寝ても寝付けない、なんて日も。そんなときはカレのあそこに『なんでよ、もっと頑張ってよ』と話しかけたりしてます」(28歳・コンサル)

「告白してやっと付き合えたカレが、いざやってみたらED気味。気の毒になって、いろいろサービスするけど、それもあんまり効果がないみたい」(25歳・食品)

こうしたコメントが数多く寄せられた。









なぜ彼らは、若くして“役立たず”になってしまったのか? 前出の浜松町第一クリニック・竹越昭彦院長によれば、その原因はやはりストレスだという。

「中高年なら加齢などによる発症が考えられますが、特に20代の場合は、抗うつ剤の服用からくるわずかな症例を除けば、ほぼ100%が心因性EDです」

確かに高ストレス社会と言われる現代では、世代を問わずストレスに悩まされている男性は多い。EDを自覚する20代~40代男性500人を対象に浜松町第一クリニックが実施した「EDに関する調査」のアンケート結果を見ても、「EDの要因がストレスだと感じている」と回答した人が77%に上っている。

「もちろん仕事上のストレスもありますが、加えて女性からのプレッシャーをストレスに感じている男性が増えているように感じますね。30代なら子作りのプレッシャー、40代以降になると、だんだん元気がなくなって女性に責められるプレッシャーということでしょう。パートナーに無理やり連れて来られ、いやいや受診する男性もときどきいますね。診察中も女性のほうが積極的で、受診料まで女性が払ったりする。結局、女性が強くなってきて、プレッシャーに弱い若者たちが必要以上に悩んでしまっている、ということなんだと思います」(竹越院長)

つまりは、グイグイ迫る肉食女子に押され続け、いまどき草食男子の心が悲鳴を上げ始めたということか。

「要するに考え過ぎ、悩み過ぎなんですよ。元気がないなと思ったら、精のつくものを食べるとか、栄養ドリンクを飲んだりするでしょ? 同じ感覚で気軽に診察を受けて薬を服用すればいい。治療薬はエンジンがかかりづらいクルマを“押しがけ”するようなものです。その程度に考えていれば、余計な悩みを抱える必要もないんです」(同)

前出のアンケートを見ると、EDを「つらい」と感じている人が8割以上。その一方で、何らかの対策を打った人はわずかに3割ほどしかおらず、しかも半数は途中で諦めてしまっている。ストレスとプレッシャーの中で不安を覚え、何もできずに、ひとり悩み続けている、という人が大半なのだ。院長が言うように、不必要な悩みを抱えていては、治るEDも治らない。

「ただし、非正規ルートで流通している薬は8割以上が偽物ですから、手を出さないほうがいい。EDは放置しておけば悪化します。繰り返しますが、悩んでばかりいても悪くなるばかりですから、軽い気持ちで診察を受けてほしいですね」

ガラスのハートを持つ20代草食男子よ、悩みは無用。悩むことをやめれば“役立たず”から卒業、なのだ。






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