美メンズ変身講座:第14回「男のシャンプー選びは“成分”と“使い分け”が大切!」

週プレNEWS / 2014年10月22日 15時0分

シャンプー選びは、ボトル裏の成分表示をチェック! 刺激の強い成分なら要注意だ

毎日使うシャンプーはどんな基準で選んでいるだろうか? もしドラッグストアで安かったものをとりあえず……という選び方なら危険信号かもしれない。健やかな髪のためのシャンプー選びについて、国際毛髪科学研究会会長の井上哲夫先生にうかがった。

■その日の生活によって使い分ける

―どれがいいかよくわからないので、安いものや売れ筋のものを使ってます。

「それは要注意ですね。合わないシャンプーを使い続けると、頭皮に負担がかかり薄毛の原因になります。洗い心地や感触だけを重視しないほうがいい」

―薄毛の原因…(汗)。でもどれが自分の髪に合うかよくわかりません。

「確かに、髪質や髪の状態をみなさんが自分で判断するのはちょっと難しいですよね? そこで私がオススメするのは、生活のリズムに合わせた複数のシャンプーの“使い分け”なんです」

―使い分け? 同じものを毎日使ったほうがいいのでは?

「そういう疑問を持つ方が多いんですが、実は全然関係ありません。これ1本だけと固定して使い続けるより、3本くらい並べて使いわけるほうが髪にいいんです。

例えば、すごく汗をかいて頭がむずがゆいとかフケが気になるとき。こんな日は、洗浄力の強いシャンプーで頭皮の違和感を解消したい。でも、それを毎日使うとなると刺激が強すぎます。

あるいは、忙しくてシャンプーもさっと済ませたい平日。シャンプー剤のすすぎ残しがあると良くないので、泡切れがよくすすぎがラクなものがいいでしょう。

そして、リラックスできる週末には、より頭皮や毛髪のことを考えたシャンプーを。洗いもすすぎもじっくりと行なって、頭皮や毛髪をケアしてあげましょう」

■高級アルコール系は要注意!

-なるほど~。でも、洗浄力や泡切れなどの特徴はどこで判断すれば?

「ボトル裏の成分をチェックしてください。シャンプーの主成分は水で、そのほかは書いてある順に配合量が多くなっています」

―うーん、見慣れないカタカナ名がたくさんです。

「シャンプーに使われる界面活性剤(洗浄剤)は種類がとても豊富です。安価なシャンプーによく入っているのが「高級アルコール系(石油系)」の界面活性剤。成分表示では【ラウリル硫酸Na】【ラウレス硫酸Na】です。これは、洗浄力があり泡立ちも良いですが、刺激が強いのが難点。汚れが強いときの使用はOKですが、継続使用は頭皮にダメージを与える可能性大なので気をつけましょう。

また、「せっけん系」【成分表示:脂肪酸エステル、脂肪酸ナトリウム】も洗浄力がかなり強い。汚れはよくとれるので頭皮にはいいですが、髪の感触はかなり落ち、ゴワつきを感じたりするでしょう。

反対に、洗浄力が強くなく泡立ちもあまり良くないものの、低刺激で皮膚や毛髪に優しいのが「アミノ酸系」【成分表示:ココイル~、ラウロイル~、コカミド~】。髪の感触が良くなりますが、洗浄剤の一部が頭皮に残りやすく、かゆみが出ることも。じっくりすすぎの時間がとれる休日のケアに使用するといいでしょう。値段は高めです。

同じく低刺激で安全性が高いのが、「ベタイン系」【成分表示:ベタイン】。アミノ酸系より泡立ちがいいのが特徴。こちらもじっくり洗いたいとき向け。値段は高めです。

そして、泡切れがよくすっきり洗えるのが「スルホコハク酸系」【成分表示:スルホコハク酸ラウレス2Na】すすぎがラクなので、忙しくて簡単にシャンプーを済ませたいとき向けです」

-それぞれ、長所や短所があるんですね。ほかに避けたほうがよい成分はありますか?

『青』『黄』などの表示がある合成タール系色素はかなり刺激が強いので避けてください。また、メンズ用にありがちな『メントール』も強すぎると頭皮に炎症がおきてかゆくなります。もうひとつ、成分ではありませんが、頭に直づけするタイプのシャンプーはNG。同じ場所にシャンプーの原液をたらして、その部分だけハゲてしまった人を何人も知っていますから」

―覚えておきたいと思います!

「最後に、いくら成分が良いシャンプーであっても、洗い方が悪ければ効果は出ません。頭皮の毛穴は小さく、こするだけでは汚れは落ちないもの。頭皮から汚れをもみだすように意識して、2分位はもみ洗いすること。また、シャンプー剤が頭皮に残らないように、すすぎは念入りに行ないましょう」

【試してみたいシャンプー】




口コミなどで評判のいいシャンプーのなかから、井上先生も評価するシャンプーをご紹介!









【左】アルジェラン スカルプクリアシャンプー(カラーズ)




550ml 1,505円+税

海藻ジェルで頭皮を吸着洗浄し、毛穴をすっきり清潔に。「頭皮に安心な天然系の成分がほとんどで、感触も非常にいい。泡切れもよく髪の毛にも頭皮にも優しいシャンプーです」(井上先生)




主な成分:オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA

【中】オルビスメンズヘアシャンプー(オルビス)




420mL 1,334円+税

髪と頭皮の汚れをしっかり落とし、頭皮を柔らかく整える。「消炎剤のグリチルリチンサンGカリウムを配合し、炎症をおさえることでフケ・かゆみを抑えます。殺菌剤無配合で頭皮に優しい」(井上先生)




主な成分:グリチルリチン酸ジカリウム

【右】ウル・オス 薬用スカルプシャンプー(大塚製薬)




300ml 1500円+税

毛髪、頭皮の汗臭を防ぐ。泡立ちがよく、さっぱりとした洗いあがり。「殺菌剤が入っていますが強いものではなく、洗浄成分も悪くない。保湿的な要因があり乾燥の改善効果も。ドラッグストアのメンズシャンプーの中ではまずまず評価できます」(井上先生)




主な成分:シメン-5-オール、グリチルリチン酸2K

●井上哲夫(いのうえ・てつお)




国際毛髪科学研究会会長。1952年、東京生まれ。東京理科大学卒業後、総合化粧品メーカーに入社。ヘアケア・スキンケア商品の研究開発部長を経て、国際毛髪科学研究会を設立する。東洋医学を美と健康に応用する「脱毛ケア」「頭皮ケア」のオーソリティとして、現在までに全国各地のがん診療拠点病院及び7000店以上の理美容店、その他各種医療セミナーで講演・指導実績を持つ。【http://www.moukaken.jp/】




週プレNEWS

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング