右肩下がりの居酒屋チェーンがランチで逆襲、好調ファミレスの高級路線とどっちが魅力?

週プレNEWS / 2014年10月27日 6時0分

大庄水産内神田店のチョイス定食(850円)。刺し身4点盛り(この日は甘エビ、タコ、サーモン、アジ)に焼き魚、煮魚、唐揚げ、チキン南蛮などから一品選べるボリューム満点の定食

売り上げが右肩下がりの居酒屋チェーン。対して、売り上げ好調のファミレス。このふたつの外食チェーンが今、ランチで新たな戦いを繰り広げている。その全貌とは?

この2年の間、外食産業界ではファミレスがずっと好調を維持し、居酒屋チェーンの売り上げは右肩下がりだ(日本フードサービス協会調べ)。

理由のひとつとして、ファミレスが夜の「飲み」に力を入れ、居酒屋に行かずにサッとファミレスで飲む人が増えたことが挙げられる……と先日、「週プレ」でも特集したところ。

だがしかし! 居酒屋もこの状況に、ただ手をこまねいているわけではない! 起死回生策が今、サラリーマンの間でじわじわ浸透してきているという。

「それは居酒屋チェーンのランチですね。おいしい魚が安く食べられると最近評判です」

こう語るのはランチ事情に詳しい定食評論家の今柊二(こんとうじ)氏。

「魚料理の質も素晴らしいのですが、居酒屋チェーンは広いお店が多く、さらに、まだサラリーマンにもそんなに広く浸透していませんからお昼どきでも大行列、満席ぎゅうぎゅうという感じでないのもいいんです」

というわけで、早速ランチの激戦区・神田へ。まず向かったのは庄やグループの大庄水産。店内を見回すと、確かににぎわってはいるが、満席ではない!

メニューはイチオシというチョイス定食(850円)に。お刺し身4点盛りプラス、焼き魚、煮魚、フライ、唐揚げなどから一品選べるスタイルだ。この日の焼き魚は鮭ということで、それに決定! 5分もしないで料理がやってきて、ひと口食べるとこれがウマい! 正直、弁当に入っているようなパサパサした鮭を想像していたが、しっとりジューシーで質の高さに驚かされる。「魅力がわかったところで、私の一番のオススメ居酒屋チェーンを教えましょう。東京都心を中心に展開している『魚盛(うおもり)』。ここはアジフライが食べ放題のランチがあるんです。アジフライって時々無性に食べたくなるのに、意外とあるお店が少ないんですよ」(今氏)

早速、神田からも歩いていける日本橋の魚盛へ。お目当ての3種食べ放題ランチ(880円)はアジフライ、コロッケ、唐揚げが食べ放題! アジフライもサクサクふんわりで美味! ここまで進化しているとは、恐るべし居酒屋ランチ!

さて、ランチで居酒屋チェーンが気を吐いていることはわかったが、対するファミレスのランチはどうなっているのか?

「最近はメインやデザートを選べるコースなど、高級志向が目立ちます。特にデニーズはその傾向が顕著ですね」(今氏)

というわけで、早速、秋葉原のデニーズに正午過ぎ駆け込んでみると、コースを食べるマダムたちが!

ほかにもパソコンを開いてゆっくり仕事をするサラリーマンもコースを注文していた。メイン+サラダ+ドリンクで1200円弱と決して安くないが、居酒屋チェーンをはるかにしのぐ、優雅な時が流れる感じで、「時間」を買ったと思えばこれはこれで悪くない!

ファミレスも己の長所を伸ばす形で徹底抗戦の構え!

バチバチの関係ではないが、ライバルとして切磋琢磨し、ターゲット層まで考えたよりよいメニューや空間が提供されるなら、こちらもありがたいところ。もっとやって!

*価格はすべて税込みです

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