ファンも真剣さに新鮮な驚き? 棚橋、永田、ライガーが新日本プロレスの神髄を語り尽くした!

週プレNEWS / 2014年10月28日 17時0分

左から、現IWGPヘビー級王者・棚橋弘至選手、獣神サンダー・ライガー選手、『詳説 新日イズム』著者の流智美氏、永田裕志選手

10月24日(金)、東京・新宿FACEにて『詳説 新日イズム 完全版 闘魂の遺伝子がここにある!』発売記念トークイベントが、約400人の観客を集め開催された。『詳説 新日イズム』は、全67号+エクストラ号で累計187万部超を記録した大ヒットDVDマガジン『燃えろ!新日本プロレス』の人気連載を一冊にまとめたファン必携の一冊だ。

イベントは著者の流智美氏を司会に、現IWGPヘビー級チャンピオンの棚橋弘至選手、永田裕志選手、獣神サンダー・ライガー選手という、新日本プロレスの歴史を築いてきた人気の3レスラーをゲストに迎え、本書で詳述したキーワードを基に新日本プロレスの神髄を熱く語り尽くした。約2時間にわたるトークの一部をここに紹介。

■ストロングスタイルとは何か?

流 「ストロングスタイル」は、実はマスコミがつくった和製英語で、「キング・オブ・スポーツ」とともに新日本の実力主義のプロレスを体言する言葉になりました。

ライガー その言葉はあまり意識していません。山本小鉄さんは「練習しろ。練習しないやつはレスラーじゃない」とは言っていましたが、小鉄さんの口から聞いたことはないですね。

永田 僕たちの頃には、常に頭にありました。(旗揚げ当時)有名外国人レスラーの招聘(しょうへい)ルートを持っていなかった新日本は、道場で培ったプロレスを見せるしかなかった。だから、道場があってのリング上の試合ということなんじゃないですかね。

棚橋 僕は(その言葉を)捨てました。『週刊プレイボーイ』でアントニオ猪木さんと対談したときに「ストロングスタイルって、なんですか?」って訊いたんですよ。その答えが「知らねえよ」だったんで、猪木さんも知らないならいいやと思って(笑)。でも、今でも新日本にはストロングスタイルという言葉は残っている。その実態はわからないけど、イメージとしてのストロングスタイルは追い求めていってほしいと思います。

■道場とは?

 1972年、練習好きなレスラーが集まって新日本は旗揚げしました。当時はTV中継がなかったが、TVよりもまず道場を開くことが先決でした。

ライガー 道場は練習するところで、レスラーをつくるところ。それは昔も今も変わらない。練習の量も質も新日本はトップクラスだと思います。

永田 道場で苦しい練習を経験することなく、リングに上がることはできません。

棚橋 プロレスラーとしてメシを食っていく根性を、デビュー前に見せる場所ですね。スクワットを500回とか1000回とか、苦しい不条理な練習であっても耐え続けたらデビューできる。デビュー後にも不条理なことはあるけど、若い頃の経験が生きて強い意思を発揮できる。

その後、マイクアピール、ドーム興行、海外武者修行、WWEなどのテーマが続き、イベント第1部は終了。休憩をはさみ第2部は、ファンからの質問に3選手が答えてくれた。

■昔のレスラーで闘ってみたい人、組んでみたい人は?

ライガー ジャイアント馬場さんと闘ってみたかったですね。 組んでみたかったのも馬場さんかな。

永田 歴代の新日本のレスラーでやっていないのは、猪木さんと坂口(征二)さんですね。そのふたりはやってみたかった。組んでみたいのは……僕はだいたいの選手と組んでいるんですよね(笑)。

棚橋 アントニオ猪木vs棚橋弘至ですね。向かい合ったときにオーラや存在感で負けたくない! あとは、小橋(建太)さんとシングルマッチでやってみたかった。タッグを組んでみたいのは藤波(辰爾)さんと1回やってみたい(場内喝采)。

新日本プロレスの神髄を語るという内容なだけあって、3選手と流氏のトークに観客もいつにも増して真剣な眼差しで聞き入る。そして最後は、現IWGP王者・棚橋選手が「タナ、脱いで~」というファンの要望に応え、見事に鍛え抜かれた上半身を披露。決め台詞の「愛してま~す!」を場内一体となり絶叫し、大盛況のうちにイベントは終了した。

新日本プロレスの神髄、歴史を描き尽くした『詳説 新日イズム』。巻末には30ページにわたる「新日本プロレス入場テーマ曲大図鑑(昭和編)」も特別収録。昔からのファンにとっても、新しいファンにとっても、新たなバイブルとなることは間違いない!

(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/平工幸雄)

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