こんな監督は今ドキいない! あまりに昭和な“デーブ大久保”の人身掌握術とは

週プレNEWS / 2014年11月19日 6時0分

愛嬌もあり人気キャラであった反面、体育会系の強面なエピソードも背反する評価に

週プレNEWSが先日11日に特集した『IT×ド人情! 楽天・新監督「デーブ大久保」がプロ野球界を変える!』(※1)という記事が大反響! 賛否あれど、どうにも気になる?と、就任以来の注目度の高さを実証した。

そこで、今回は第二弾としてデーブ新監督の現役時代からの伝説を検証。プロ野球の監督といえば、普通は選手時代の圧倒的な実績か、コーチとしての長い経験が評価されてお呼びがかかる。そんな常識を覆した、その人生にはポジティブに取るもネガティブに取るも、それぞれ学ぶべきものが多いはず!

※1 http://wpb.shueisha.co.jp/2014/11/11/38608/

 

■昭和体質の男が築く圧倒的な大物人脈

現役10年間で303試合、打率2割4分9厘、本塁打41本。西武のコーチ時代には斬新な指導法で評価される一方、知人女性や菊池雄星(ゆうせい)への暴行疑惑という不祥事も問題となった。そんなデーブ大久保(本名・大久保博元[ひろもと])が、いかにして監督まで上り詰めたのか? まず気になるのが人脈。球界まわりからチェックしてみよう。

「楽天の三木谷(みきたに)浩史オーナーの息子の野球指導をして、お気に入りになったのは有名ですね。三木谷さんは球団にとって絶対的な存在ですから、監督人事に影響した可能性がある……というか、完全にそれが決め手になったと思いますよ」(スポーツ紙デスク)

トップの息子から攻める! ビジネスマンにも活用してほしいテクといえる。その現役時代はどうだったのか?

「西武時代は当時、エースとして活躍していた1学年上の渡辺久信(ひさのぶ)さん(現・西武SD[シニアデイレクター])に弟分としてかわいがられていました。渡辺さんが2008年に西武の監督に就任したときは、真っ先に大久保さんをコーチとして招集。暴行疑惑の際も最後まで擁護(ようご)したりと、強い絆(きずな)がありますね」(前出・デスク)

現役を引退したデーブは、タレントとして芸能界でも活躍。この時代の人脈は?

「芸能界では、すぐに和田アキ子さんに気に入られていましたね。初対面でも『この人と関わっていればいいことがある』という人物を瞬時に判断できるのもデーブさんならではです」(芸能事務所関係者)

どこでもトップを完全掌握。島耕作クラスのデキる男なのか。では、その素顔とは?

「声がデカくて酒好き、女好き、下ネタ大好き。基本的に体育会系ノリです」(前出・事務所関係者)

それ、アカン……いや、困ったやつでは!

「しかし、体育会系なだけに先輩への気配り能力も突出しています。グラスが空いたら即注文。先輩をヨイショするのはうまいし、自虐ネタで笑わせるのも定番。圧倒的なトーク力を持っています」(事務所関係者)

ゆとり世代にはまったく受け入れられなさそうなキャラだが、努力・根性・男気(おとこぎ)を燃料とする昭和世代にはハマるのかも。実際、著書『デーブ大久保 一発逆転』(2000年発売、新潮社)をチェックすると、濃厚すぎる男気エピソードが登場。

巨人へ移籍して当時の藤田元司(もとし)監督と初対面した際、「太っていることなんて気にしなくていいからな。思う存分やってくれ」と言われた。そのときの心境は、「この監督のためなら死ねる」。Vシネマを地でいく男気です!

また、08年に渡辺監督率いる西武で優勝したときにも「監督を胴上げするためにやってきた。本当に死にたい。人生、終わってもいい」とコメント。でも、もちろん死にはしない。

そして、先日の楽天監督就任会見。ここでも「命、体をかけてみたい」と固い決意を日本中にアピール!

「やたら“死ぬ気”“命がけ”を強調しますけど、このようなヤ●ザソウルは、今の若い人が持っていない感情。昭和世代の上司に取り入りたいサラリーマンが大いに学ぶべきだと思いますよ」(事務所関係者)

■高いコーチング能力で、実は後輩にも信者が!

というわけで、やはり出世ポイントとして挙げられるのが大物たちとの交流録だ。前出の著書では、現役引退後に立ち上げた会社「デーブカンパニー」を当時の巨人・長嶋茂雄監督(現・終身名誉監督)に命名してもらったエピソードや、「なあデーブ、たまにはブランデーもいいもんだぜ!」と、フランクすぎる原辰徳(たつのり)さん(現・巨人監督)から超高級な酒をゴチになったことなどを大公開している。

「野球界、芸能界、その他諸々、大久保さんは大物にかわいがられる才能があり、しかもつながりを隠さない。これで周囲に『あの人とも親しいのか』とアピールできますからね」(前出・スポーツ紙デスク)

一方、著書では「高2の頃、母親から3万円もらってソープへ行った」という庶民派の下ネタも忘れない。常に昭和世代へのパーフェクトなおもてなしが行なわれているのだ。

しかし、そのやりすぎな体育会系ノリが、平成の世では後輩からの評判がよくないのでは?

「いや、なんだかんだで、彼のコーチング能力は非常に高いものがあります。実は理論派で、メジャー流の練習法など新しいものもどんどん取り入れる。例えば、西武時代の教え子で現・巨人の片岡治大(やすゆき)は“打撃開眼の師”として慕っていますし、楽天の若手にも大久保信者がいます。親分や兄貴分とつながるのみならず、子分をつくる能力も高いので、それで逆に敵をつくって批判されることも多いんです」(デスク)

つまり、若いサラリーマンがデーブのように大出世するには、どのように生きればいいんだろうか?

「客観的に聞いているとウザいほど熱血だったり、大物へ過剰なヨイショをしています。でも、ヨイショされる本人にとっては心地いいラインを突いている。デーブさんのように憎めないキャラになることですね」(前出・芸能事務所関係者)

「とにかく仕事に熱心。あとはトーク力です!」(デスク)

ちなみに前出の著書によれば、小1から飲酒、小6から喫煙をスタートしたデーブ。どう考えても今ではアウトだが、なかなかこのご時世に真似できるものではない。いちいちやりすぎなヤンキーテイストもやはり注目です!

(構成/直井裕太)

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