セックスレスからセカンド童貞まで、日本人にこそ必要な「セックスセラピー」とは?【第2回】ED治療と早漏改善

週プレNEWS / 2014年12月4日 6時0分

さまざまなセックスの問題を薬に頼らずカウンセリングで解決していくダリュシュ博士

国別のセックス頻度ランキングで最下位、夫婦のセックスレスも増え続ける日本。スケベは多いのに一体、どういうことなのか? 日本在住のポーランド人性科学者・心理学者のダリュシュ・スコブロインスキー博士がその原因を解説し、セックスレス改善の奥義をレクチャーする第2回!

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―博士が治療したなかで一風変わった症例はありましたか?

ダリュシュ・スコブロインスキー(以下、DS) 奥さんの性欲が非常に強くて、ご主人がバイアグラを飲んで毎日相手をするのですが疲労困憊(こんぱい)しているというご夫婦が相談に来ました。

―毎晩はさすがにキツイなぁ。

DS  ご主人が45歳、奥さんが30代前半で、とにかく奥さんは毎日したくて、ご主人が帰宅するとすぐ「しましょ!」と求める。私はまず「ご主人がリラックスす る時間を30分あげなさい」と言いました。ご主人がお風呂に入っている間に、奥さんのほうはセクシーな下着を着たりとかして気分を高めていればいいわけです。

―ほほう、で?

DS  一番大事なのはパートナーと話し合うことです。一方が毎日したい、でももう一方は週1回くらいでいいという場合、話し合って妥協点を探す。このご夫婦は週 3回ということで落ち着きました。

妻がそれ以上したい場合はバイブレーターを使う。ただし、夫がバイブを使ってしてあげる。「勃たたなくてもバイブを使え ばいい」ということで、夫の受けるプレッシャーも軽減されます。

―そういう交渉の仲介を博士がするわけですか?

DS ええ。セックスセラピストというのは、仲裁人としての役割も大きいんです(笑)。

―では、薬に頼らないEDの治療はどのように?

DS EDの場合、女性上位でヴァギナをペニスに当てて、挿入はしないで腰を動かし、手でも刺激するというのが効果的です。

―つまり素股ですね!

DS この体位だと、男性は生理学的にも勃起しやすいんです。ほかに、私が教えるセックステクニックとしては、早漏を改善する「圧迫法」などがあります。

*早漏改善に効く「圧迫法」

射精しそうになったら、パートナーに親指の腹で亀頭の根元を強く圧迫してもらう。射精感覚が消えるまで強く押し続ける。自分でできないことはないが、パートナーにやってもらうほうが効果的だ

―ほかにはどんな症例が?

DS  あるカップルは、男性(33歳)が彼女(25歳)に巨大なバイブを使って出血させてしまいました。彼は彼女を縛って巨大なバイブをすごく強く押し込んだん です。彼女が泣き叫んでいやがってもやめられず、ついには膣から出血してしまった。それを見て男性はやりすぎたと気づき、「このままだともっと自分はエス カレートしてしまうかも」と怖くなって相談に来たんです。

カウンセリングしてみると、彼女が叫んでいやがっているときに彼が興奮していることがわかりました。つまり、彼にとっての「カギとなる性刺激」が、女性が叫ぶことにあるとわかったんです。

―女性の叫び声がツボだと?

DS  ええ。10代の頃、AVで女優が泣き叫んでいるのを見て、「泣き叫ぶこと=感じている証拠」だと刷り込まれてしまったんですね。そして、私は女性にもカウ ンセリングし、今後セックスの際、もう少し大きな声を出すようにアドバイスしました。カギとなる性刺激さえ満足させてあげれば暴力的なセックスはしなくなるのです。

その後、男女別々に、あるいはふたり一緒にカウンセリングを行ない、2、3ヵ月でふたりとも満足できるようになりました。感覚集中法も使い、触覚や嗅覚、視覚など五感を駆使して刺激し合ううち、彼も自分の性的興奮のツボがほかにもいろいろあることに気づいてきました。そして「女性は叫んでいなくても感じているんだ」ということが理解できるようになり、優しいセックスができるようになったんです。

明日配信予定の第3回では「恋人ができない男性への七つのステップ」がテーマ!

■ダリュシュ・スコブロインスキー




1971年生まれ、ポーランド出身。職業柄セックスがうまいと思われ、女性クライアントからお誘いを受けることもあるが、「愛する妻もいますし、職業倫理上お断りしています」と笑う。早稲田大学やテンプル大学などで心理学関連の講義を持つほか、東京都内でカウンセリングオフィスを営んでいる。 【http://bright-life-counselling.com/】

(取材/稲垣 收 撮影/本田雄士)

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