「初の1・4メイン、かけるものなんて命しかなかった!」 新日本プロレストップ3が語る「1・4東京ドーム」激闘史 【第2回】中邑真輔

週プレNEWS / 2014年12月13日 13時0分

中邑はIWGPインターコンチネンタル王者として、1・4では飯伏幸太の挑戦を受ける

これを観に行くまで年が明けない! “プロレスファンの初詣”新日本プロレスの1月4日東京ドーム大会が近づいてきた。

2000年代中期の苦境を乗り越え、今や「新黄金期」といわれる新日本。90年代のようにドームを5万人の大観衆で埋める日も近い!? 

そこで、人気を牽引する新日本のトップ3選手が、思い出の1・4を語った。第2回は“キング・オブ・ストロングスタイル”中邑真輔が登場!!

***

―ファン時代に観た1・4で記憶に残っているものは?

中邑 93年の1・4はすごく記憶に残ってます。獣神サンダー・ライガーvsウルティモ・ドラゴンのマスクマン対決は入場シーンも華やかで、僕も「あの花道を歩きたい!」と憧れましたね。グレート・ムタvs蝶野正洋、メインの長州力vs天龍源一郎……この大会はビデオに録って擦り切れるほど観ましたよ。

―99年の橋本真也vs小川直也については、どんな感想を?

中邑 当時は大学でレスリング漬けだったので最初の放送は観てません。ただ、「ドームで大変なことが起きたらしい!」と、部室でみんなで映像を観ました。しかもそのビデオを持ってきたのはレスリング部の監督だった(笑)。いやあ、「これは放送禁止プロレスなんじゃないか!?」と思いましたよ(笑)。でも、「それでもプロレスラーのほうが強い」と思ってたし、僕の中では武藤敬司が最強だったので、「なぜ武藤は出ていかないんだ!?」ってしばらく怒ってました(笑)。

―中邑選手のドームデビューは2003年の1・4。その4日前の大晦日の「猪木ボンバイエ」でダニエル・グレイシーと総合格闘技の試合をしてますね。

中邑 プロレスはこの1・4が2戦目ですからね。大晦日にカットした顔面をまたボコボコに殴られて大流血(苦笑)。「新人のおまえが、なんでこんな抜擢(ばってき)を?」という声も聞こえたけど、目の前の道を行くしかなかった。会社の期待から逃げたら「なんのためにレスラーになったのか?」ということになるので。

―04年はもっと大変で、やはり1・4直前の大晦日は、K-1でアレクセイ・イグナショフとの対戦でした。

中邑 前年にIWGP王者になったけどレスラーとして自分には何もないと思ってたので、自分にしかできないことをやろうとK-1参戦を決めたわけですが……アウェーの洗礼を受けましたね(タックルに入ったところにヒザ蹴りをもらいTKO負け。中邑側の抗議で結果は無効試合に)。IWGP王者の肩書を持って臨んだ一戦だし、自分の罪深さといったらなかった。

―そして、1・4では高山善廣相手にメインを任されました。

中邑 僕は永田(裕志)さんの付き人をやっていたんですが、あんなにキャリアを積んだ人でもドームのメインとなると緊張して試合前に吐いたりしていた……そんな姿を見ていたんで、じゃあ俺には何ができるのか?と。「もう、かけるものなんて自分の命しか持ってねえよ!」って気持ちでした。

―命しかない。壮絶ですね。

中邑 でもホント、それしかないんだから。今でもファンの方に「あの試合が一番感動した」と言われたりしますよ。

―来年の1・4は、飯伏幸太を相手にIWGPインターコンチネンタル王座の防衛戦です。

中邑 身震いするような興奮がありますよ。インターコンチは自由なベルトだし、メインじゃないから責任もないし(笑)、結局は自分が楽しめるかどうかが肝心で、楽しめれば最大のパフォーマンスが出せる。1月4日は飯伏というケダモノを楽しみたいですね。

(取材・文/長谷川博一 撮影/平工幸雄)

■中邑真輔(なかむら・しんすけ)




1980年生まれ、京都府出身。必殺技ボマイェを武器に「イヤァオ!」「たぎる」など独特の言語センスで唯一無二の世界観を構築。1・4で対戦する飯伏幸太との一戦は、2013年度「プロレス大賞」ベストバウトに輝いたカード。今夏の『G1クライマックス』におけるオカダ・カズチカ戦も、14年度のベストバウトを受賞

●週刊プレイボーイ50号「棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカが振り返る1・4激闘史」より

●明日は、【最終回】オカダ・カズチカ編を配信予定!

●『WRESTLE KINGDOM 9』




2015年1月4日 東京ドーム 14:30開場 16:00開始予定




【IWGPヘビー級選手権試合】




棚橋弘至(王者)vsオカダ・カズチカ(挑戦者)




【IWGPインターコンチネンタル選手権試合】




中邑真輔(王者)vs飯伏幸太(挑戦者)




【NEVER無差別級選手権試合】




石井智宏(王者)vs真壁刀義(挑戦者)




【スペシャルシングルマッチ】




桜庭和志vs鈴木みのる ほか、全9~10試合予定




詳細はコチラ【http://wrestlekingdom.jp/】

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