【賛否両論】九九が言えないタレントは笑って済まされるべき存在なのか?

しらべぇ / 2014年12月14日 17時30分

テレビ番組において、今やすっかり定着した「高学歴タレント」というポジション。真っ先に思い浮かぶ人物としてロザン宇治原さんを挙げる人も少なくないでしょう。ほかにも有名どころでは辰巳琢郎さん(京都大学卒)、石田純一さん(早稲田大学中退)、ラサール石井さん(早稲田大学中退)などがその常連として知られていますよね。

クイズ番組に求められる「インテリ」と「おバカ」

こうしたいわゆる「インテリ」に対し、「おバカ」という存在もまたクイズ番組内におけるポジションとして一時期隆盛を極めました。

ほかの回答者がわからない問題をエレガントに答えるインテリタレントに対し、ほとんどの人がわかる常識問題に頓珍漢な回答をして笑われるおバカタレント。両者の共存が番組を面白くするための鍵となっていることは我々視聴者から見ても明らかです。

九九すら答えられないおバカタレントは問題?

ところが、視聴者によってはこの状況を快く思っていない人も少なくありません。いわゆる常識問題、もっと言えば初等教育で習っているはずの内容すら満足に答えられないタレントの存在は、決して笑って済まされるべきものではないと彼らは考えているのです。

たとえば四字熟語、あるいは掛け算九九など、視聴者の9割がわかるであろう問題にすら答えられない状況には、もはや危機感を持つべきであるという意見すらあります。

男女1500人を対象にした以下のアンケート結果をご覧ください。

【質問】
「テレビなどで九九を言えないタレントを笑っている状況に、危機感を覚える」と答えた人の割合

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20代:40.0%
30代:38.7%
40代:39.3%
50代:45.0%
60代:53.3%

若年層よりも年配の人のほうが危機感を覚える割合は高くなっています。60代では過半数と、多くの人がこの状況を憂いていることが伺えます。

むろん、タレントの生存戦略としてキャラがないよりは「おバカ」であることのほうがキャラが立っているのでよいことではないか、という考えも一理あるでしょう。ところが、本調査はこうした意見すら許せない視聴者がある程度存在するということを明らかにしてしまいました。

おバカタレントを真に受けるほうがおバカ?子供への影響は…

賛否両論のこの問題、両者のコメントを紹介しましょう。

【危機感を覚えない】
「どうせわざとバカな回答をしているので危機感を覚えない」(30代女性)
「おもしろいので別にいいと思う」(50代女性)
「影響されて自分もバカでいいや、なんて思う人はいないでしょ」(50代男性)
「ネタなので別にそんなこと考えない」(20代男性)

【危機感を覚える】
「大人はよいかもしれないが、子供は真に受けると思う」(40代女性)
「初等教育ができないことを笑いのネタにすること自体不健全」(30代男性)
「10代のアイドルが九九を答えられないのを見たことがある。学校にちゃんと行ってほしい」(30代男性)
「そもそも義務教育が徹底されていないことをここまで公にしてよいのか?」(50代男性)
「『おバカ』をバカにする視聴者の態度自体が気持ち悪い」(40代男性)

両者の意見は「影響はない/ある」という点で大きく対立しているようです。テレビ番組なので多少の演出もあるだろう、という意見もありますが、それとは別の次元として「そもそもこうした番組はおもしろくない」というコメントも目立ちました。その点で、番組制作者は「危機感」をタレントの回答ではなく番組構成自体にも向けるべきなのかもしれません。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 https://qzoo.jp/public/landing/sirabee/
調査期間:2014年11月14日(金)〜11月16日(火)
対象:全国20代〜60代 男性750人 女性750人 計1500人

(文/しらべぇ編集部・高梁孝太郎 http://sirabee.com/author/kotaro_takahashi/ )

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