デジモンアドベンチャー新シリーズから「作品愛」を考える【松澤千晶のアニメめくるめく世界】

しらべぇ / 2014年12月17日 18時0分

こんにちは、フリーアナウンサーの松澤千晶です。私はアニメを見ることが大好きなのですが、そろそろこれも言わなくて良いかな…と感じてきた今日この頃です。

暦の上ではディセンバー、もうすぐクリスマスです。クリスマスと言えば、LOVE…そう、愛ですよね。今回お話したいのは、その「愛」について。と言っても、当然ここでお話するのはアニメに対する愛情ですから、いつものコラムと全く変わりません。

最近ふと感じた「作品愛」についてお話したいと思います。

■こだわりは愛か

以前もこだわりの有無に関するコラムを書きましたが、今回もその延長にあるもので…皆さんは大好きだった作品のリメイクってどう思いますか?

単刀直入に言うと、デジモンアドベンチャーの新シリーズ、どう思いますか?(←結局これです。)

デジモンアドベンチャーについてご存じない方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。簡単にご説明すると、1999年に放送され、小中学生を中心に人気を博した名作でして、デジタルワールドという仮想世界で織りなす少年少女たちの冒険物語です。全54話ありますので、とりあえずそちらを見ていただければ問題ないと思います。

改めましてこの作品、15周年企画としてこの度新しく生まれ変わり「デジモンアドベンチャーtri.」として帰ってきた形で、巷で話題となっております。

当時小学生だった主人公が高校生になったという設定でキービジュアルが発表されましたが…その成長ぶりに戸惑いを隠せない方が多かったようです。

正直に申し上げますと、私もびっくりしてしまいました。想像していたものと全く違ったからです。「新」シリーズと打ち出されているにも関わらず、思い出の中にあるものをそのまま求めてしまっていたのです。

 ■思い出補正の罠

この手のお話では懐古主義(昔は良かった…)という考えを持つ方々がよくいらっしゃいますが、お気持ち非常によくわかります。愛するあまり、頭の中で思い描き過ぎてしまったのですよね。

とあるものを愛し過ぎると、その箱の中に閉じ込めてしまうことがあります。こうであってほしい、こうあるべきだとか、こうでなくちゃ…とか。これは一番良くない事だと思います。

私は今回のデジモンが、まさにそれでした。何がいけないとかでなく、愛ゆえに自分の中での固定概念が強過ぎてしまったのです。

大好きな作品にまた巡り会えるだけで幸せなはずなのに。

 ■こだわりを捨てよ

思い出を壊さないで…なんて声もあると思いますが、本当に大切な思い出ならばその程度で壊れません。おそらく、あとは自分のこだわりの問題です。

愛とこだわり、これって一見近いようで、実は相反するようなものだと思いませんか?

こうでないと!なんて、誰が決めたのでしょう。また新しい一面が見られたら、これからがとても楽しみではありませんか。

私は、いつの時代も、ドキドキさせてくれるひとや、モノが大好きです。

しらべx_デジモン_写真

(文/フリーアナウンサー・松澤千晶 http://sirabee.com/author/chiaki_matsuzawa/ )

しらべぇ

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