自転車もいつか「免許制」になる!?免許証なければ自転車通学禁止の学校も

しらべぇ / 2015年1月5日 6時0分

買い物や通学など、自転車を使う人は老若男女多数だ。会社の近くまで自転車で行くビジネスマンも増えている。実際、ビジネス街の有楽町や新橋からも近い日比谷に、「HIBIYA RIDE」という自転車通勤をサポートしてくれる施設も誕生している。通勤をもっとスムーズにしたい、健康のために自転車通勤をしたいというビジネスパーソンには嬉しいサービスがいっぱいで、ビジネスウェアも保管できるとか。

そんな自転車熱が高まる一方で、自転車のマナーについて再確認すべきという意識も高まっている。以前、しらべぇ編集部で実施した「自転車の交通ルールについて、教習所に行くまで教わる機会がないことは、おかしいと思いますか? http://sirabee.com/2014/12/25/11934/ 」というアンケート調査では、64.9%の人が「おかしい」と回答した。

現在、自転車の免許証はないので、しっかり交通ルールを学ぶ機会も少ない。なんとなく街の人を見ながらルールを学んできたという人も多いのではないだろうか?

●ルールを守ってる人は僅か…

そこで、街中で自転車に乗っている人の中で、何人が(交通ルールを守って)歩道ではなく車道を走っているのか道に立って調査してみたところ、100人中19人で、わずか19%にとどまった。

この状況をみると、自転車の交通ルールに関し、なんとなく街の人を見ながら学ぶという場合、多数決のような感覚で「歩道を走ってもいい」と認識してしまう子供や若者が少なくなさそうだ。なかには、自転車走行中のスマホ操作や、イヤホンで音楽を聞きながらという危険走行を行う人もいる。

このようなことを踏まえると、やはり自転車も免許制にすべきなのでは? という意見も出てきそうである。そこで、さらに調査してみると、既に免許制を導入している地域があるということが判明した。

●自転車「免許制」の現在

東京・荒川区では「自転車運転免許証制度」を採用しており、講義・筆記試験・実技講習を受け、合格すると免許証が交付される全国で初めての制度を平成14年7月から実施している。

ただし、自動車のように「免許証がないと運転できない」ということではなく、あくまで意識付けレベルの取り組みのようだ。同様に、東京町田市でも小学3年生以上を対象に、自転車運転免許証を交付する制度を採用しているという。

そんななか、ある学校では、免許証がなければ自転車通学禁止という厳しい制度を採用しているとか…。

愛知県豊橋市の豊橋工業高校では、生徒の9割以上が自転車で通学しているそうで、試験に合格した生徒に校長名で免許を発行し、不合格の場合は自転車通学を認めないようにしている。実際に筆記試験を行ったところ、3人が不合格になったという。制度はしっかりと施行されているようだ。

昨今改めて自転車の交通ルールが見直されてきている背景のひとつは、スマホや音楽プレーヤーの普及による自転車事故の増加が挙げられるだろう。便利になる一方で、私たちが当たり前に乗っている自転車など、直接関係のなさそうな部分にも影響が出ているようだ。これからますます便利になっていく世の中では、より一層ひとりひとりのマナーや責任が問われることになっていくのかもしれない。

(文/しらべぇ編集部・八木彩香 http://sirabee.com/author/ayaka_yagi/ )

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