大雪注意!?雪が印象的な特撮作品3選

しらべぇ / 2016年11月28日 21時0分

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大雪注意!?雪が印象的な特撮作品3選

こんにちは、モノブライトのベース、出口です。今月24日朝、真冬並みの強い寒気の影響で、北日本と東日本の各地で雪が降り、東京都心、横浜、甲府市で11月として実には54年ぶりに初雪を観測しました。

ちょうど通勤通学の時間ということもあり、多くの人の足に影響が出ました。例年よりも早い降雪に面食らった方も多いのではないでしょうか?

私は北海道出身ですので降雪にはどちらかというと慣れているほうではありますが、さすがに急に雪が降ると靴や防寒具の備えが足りず焦ってしまうこともしばしば。

その日の予定が大幅に狂うこともあり、雪が降る日は非常に憂鬱な一日となることが多いです。しかし、雪が降る情景はどこか幻想的で、いろいろな感情を想起させます。

そのため、特撮作品では雪に関連する作品が多くあり、そのどれもが非常に印象的なのです。

ウルトラマンのウー、ウルトラセブンのガンダー、帰ってきたウルトラマンのスノーゴンなどの雪にまつわる怪獣たちが思い浮かびますが、今回は怪獣ではなく、雪が効果的な演出を生み出している作品をご紹介しましょう。

■ヒーロー最後の変身を目に焼き付ける

怪奇色が強く、現在も熱狂的な支持を得る平成仮面ライダーシリーズ第1作目「仮面ライダークウガ(2000年)」の最終決戦は、雪が降りしきる中での戦いになります。

(画像出典:Amazon)

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現代に蘇った人間を殺すゲームを行う古代種族「グロンギ」と、グロンギに対抗する力を秘めたベルトでクウガに変身しグロンギと戦う五代雄介(ごだいゆうすけ)と警察関係者。

人間対異形の古代種族という、歩み寄りの余地が一つもない熾烈な戦いが繰り広げられます。最後にして最強の敵「ン・ダグバ・ゼバ」との最終決戦に赴く直前は、特撮史に残る名場面といっても過言ではない「雪が降る中での変身」が見られます。

誰かを守るために戦いながらも、強大な力と暴力に対する嫌悪感と恐怖の中で必死に戦う五代雄介が決死の覚悟で変身し、雪原で「ン・ダグバ・ゼバ」との文字通りの殴り合い(最後は変身解除した状態での殴り合い)はたまらず胸が熱くなります。

冷たさと非情さを感じる雪原にほとばしる鮮血、ここにクウガのヒーローとしての決意と苦悩が現れているのです。

■怪獣の「親子愛」は涙なくしては語れない

今夏、日本中を恐怖の底に叩き込んだゴジラ。実は子供がいることをご存知でしょうか?まさかの子持ち!と驚かれる方もいらっしゃると思うのですが、ゴジラの息子は複数登場しているのです。

その息子が初出となるのが「怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年)」です。

(画像出典:Amazon)

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南海の無人島「ゾルゲル島」を舞台に、気象を人工的にコントロールする実験「シャーベット計画」が謎の怪電波により失敗したため怪獣が発生してしまう、という物語。

カマキリが巨大化したカマキラスが土中から掘り出した巨大な卵からゴジラの息子が登場する驚きの展開を見せます。

ゴジラは生物学上、卵生の生き物だった驚愕の事実。そして、この息子「ミニラ」があまり可愛くない、という点も特筆すべきでしょう。

実験を妨害した怪電波はミニラから発せられており、それは親であるゴジラを呼び出すためのものだったのです。

正直に申し上げると今作はゴジラシリーズの中でも特に牧歌的な作風なので、あまり評判がよろしくありません。ミニラと一緒に島の怪獣と戦うゴジラ、ただそれだけなのです。

しかし、失敗に終わった「シャーベット計画」が決行されゾルゲル島が氷点下になり、雪の降りしきる中寄り添うように眠りにつくゴジラ親子。このラストシーンが、この映画最大の見所です。

ゴジラのお腹にひしっと抱きつくミニラと、雪と寒さからミニラを守るように覆いかぶさるゴジラの姿は親子愛を強く感じます。シン・ゴジラとのギャップを楽しむ、という点でも必見の作品です。

■怒らせると怖い、民話的特撮

現在、巨大特撮と言えばゴジラ、ウルトラマン、ガメラ、と答える人がほとんどだと思いますが、忘れてはならないのが「大魔神」でしょう。

雪が印象的に使われているのがシリーズ3作目(最終作)の「大魔神逆襲(1966年)」です。

(画像出典:Amazon)

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今作での大魔神は災厄の根源とされる山神として登場し、子供たちの願いを聞き入れ悪い領主を倒します。

今の目で見ても最高水準の特撮技術もさることながら、結構な残酷描写(大魔神の懲らしめ方)もビターなテイストも素晴らしい、まさに大人の特撮と言えるでしょう。

役目を終えた大魔神が雪となって消えるラストは、映画史に残る神秘的で荘厳な余韻を残します。

■雪が降った日には特撮を見よう

突然の降雪で一日の予定がなくなってしまった、家から出るのが億劫だ。そんな時は今回ご紹介した作品を鑑賞してはいかがでしょうか。

ちなみに、道民が教える歩きにくい雪道の正しい歩き方は、歩幅を小さく取り足全体を路面につけて歩くことがポイント。少し足を浮かせるすり足、といったイメージです。過ごしにくい冬生活の一助になれば幸いです。

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(文/モノブライト・出口博之)

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