「ネットカフェ難民は路上から始めろ」 松本人志の持論に賛否両論

しらべぇ / 2018年2月18日 15時0分

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(©ニュースサイトしらべぇ)

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18日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、松本人志がネットカフェ難民について持論を展開。その内容について、賛否両論が巻き起こっている。

■ネットカフェ難民の現状を放送

番組では家を持たず、インターネットカフェで生活する通称「ネットカフェ難民」問題を特集。実際に店舗を訪れ、長期滞在者が集中している様子が放送される。

そして、家賃が払えないなど、不安定な生活を強いられ、カフェで寝泊まりする人が、都内で1日約4,000人存在することなどを紹介。この問題に詳しい社会学者の古市憲寿氏が、難民の現状について語った。

■松本が持論を展開

話を聞いた松本人志は、「わからんようにちょっとずつ狭くしたらどうですか」と笑いを交えた提案。これにピーコは、

「松本さんがいうように狭くしていらなくなったら、その人たちが出ていったときに、行かれるようなところを作らないといけないのよ」

と諭す。これに対し松本は、

「なんかみんな優しいな、話を聞いてると。俺は若干イライラしている。ちゃんと働いてほしいから」

と持論を展開。ゲストの指原莉乃やピーコが驚きの声をあげる。

■古市憲寿の提案に松本は…

これを聞いた古市憲寿氏は、

「松本さん逆に、今からネットカフェなくしますって言ったら、その人たちどこに行っちゃうと思います?」

と質問。すると松本は、

「路上でまず始まるんだろうね。路上で始まるほうが俺はチャレンジしている感じがするけどね。路上なら頑張るんじゃないかな。なまじっかこれがあるからさ。

こんなもんアリ塚みたいなもんやから。アリ塚はアリクイが来るからね。ちょっとみんな甘いな。優しい」

と苦言を呈した。

■古市憲寿氏は行政の責任を指摘

松本の意見に古市憲寿氏は、

「ヨーロッパだったら、そもそも人が住むということは権利だから、民間に任せないで行政が責任を持って住む場所を与えてあげますよということをしなければいけないところを日本はやってなくて。

結果的に多分ネットカフェという場所がそういうふうになっている」

と指摘。行政が対応せず放置している現状が、ネットカフェ難民を生み出しているという見方を示す。一方、犬塚弁護士は、

「でも松本さんがおっしゃる通りで、優しくしすぎることが本人のためになるかどうかなんで、福祉の問題はさじ加減が難しいですね」

と独自の見解を披露。社会問題化しているネットカフェ問題は、スタジオでも意見が分かれた。

■ネット民は松本に否定的な意見

ネットカフェ難民について「叩き出すべき」「路上から這い上がれ」「甘すぎる」と断罪した松本について、ネット民からは否定的な意見が噴出。

松本人志がネカフェ難民を路上に叩き出せだってさ。
脳みそまで筋肉に侵食されてきたのかよ。
少なくともネカフェで暮らしている人たちは福祉の手も借りず懸命に頑張ってるだろ。#ワイドナショー

— 捨五郎どん (@jayjaymornintea) February 18, 2018

いや いや いや…

松本さん…

路上から、 はい上がるって…
可能性ゼロではないといえ…
相当、ハードル高いと思うんだけど。#ネットカフェ難民#ワイドナショー

— ナチュラル・メディア・ボーイ (@naturalmediaboy) February 18, 2018

ネカフェ難民を路上に追い出せって松本さんは言うけど、路上からは這い上がれないよ。食い繋ぐだけでギリギリになって思考停止するから。半年間ネカフェ難民だったからよく分かる。ネカフェ生活はほんと、1日で良いから布団で寝たくてたまらなかった。#ワイドナショー

— mocchy (@sakuramauthis) February 18, 2018

松本さんは芸人として強い立場だから、弱い立場の人への共感できないんだなあって。 #ワイドナショー

— ふじぽんぽん (@hirofujiponpon) February 18, 2018

■理解の声も

一方で「優しすぎるのもよくないという趣旨の発言だろう」「厳しいところから始めるべき」と理解する声も。

#ワイドナショー
僕はネットカフェ自体にいいイメージを持ってないので、そこで暮らすなんて耐え難くて、どうやってでもそこから抜け出そうとすると思う
松本の発言は「貧困にあるものが、それに気づけない」環境を問題視しての事だと思う

— けろけろ (@Kerokero0923) February 18, 2018

#ワイドナショー
ネット難民の話ししてるが、久し振りに松本が良いこと言ってる。
今、人手不足で困っている業界は沢山あるんだよ!
こいつらは、ただ楽したいだけな奴らなんだよ!

— てけ (@tekeishi) February 18, 2018

これに関しては松本に賛成だよ!甘過ぎ!
#ワイドナショー

— 1 (@toukyou1) February 18, 2018

仕事なんか選ばなきゃいい。
東京なら、新宿ならいくらでも仕事ある。
それで路上ライブだけで生きていきたいって言ってるのに、30代でゲームばっかやってネカフェにいるのは甘えじゃないかな。
自分で選んだ人生なんだから、稼げないのは自分のせいだろ。

#ワイドナショー

— ラーメン大好きうーたんさん (@ktrenachi) February 18, 2018

■30・40代はネットカフェ宿泊経験者が多い

様々な意見があるものの、ネットカフェに定住する人が存在する現状が好ましいとはいえないだろう。

ちなみに、しらべぇ編集部が全国20~60代の男女1,358名を対象に意識調査したところ、30代男性の22.2%が「ネットカフェに宿泊したことがある」と回答している。

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もちろん、このすべてが住居を持たないわけではないのだが、30代から40代は就職氷河期世代で、若い頃「仕事がしたくてもできなかった」人も数多いだけに、定住先がない人も含まれているはず。

松本人志の「路上からやり直せ」という意見は、現在の社会情勢や30・40代が再就職しづらい現状を考えると、その論理は暴論といわざるをえないのでは。

やはり古市憲寿氏のいうように、行政が就労支援や住宅斡旋など、なんらかの対策を施すべきなのであるように思えるのだが…。


(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治



【調査概要】

方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日

対象:全国20代~60代の男女1,376名(有効回答数)

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