ディープインパクトにキタサンブラック… あの名馬たちを生で見るなら北海道へ

しらべぇ / 2018年7月12日 11時0分

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(©ニュースサイトしらべぇ)

社台スタリオンステーション(©ニュースサイトしらべぇ)

先日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークでは、競走馬のセリ市「セレクトセール2018」が開催された。セリは2日に渡って行われ、当歳馬と1歳馬の落札総額は、昨年を6億円以上上回る179億3200万円となっている。

■日本の競馬界を牽引する社台グループ

セレクトセールでも注目を集めたのが、国内でも随一の種牡馬を擁する「社台グループ」だ。

北海道に社台ファームやノーザンファームなど広大な牧場を有し、エアグルーヴやキングカメハメハ、ディープインパクトなど日本競馬を代表する数々の名馬を生み出してきた生産者グループである。

名馬たちは引退後もトップクラスの種牡馬や繁殖牝馬となり、新たな世代を育んでいる。その一部は、一般客でも放牧場で見ることができるが、しらべぇ取材班はその珠玉の種牡馬を間近に見ることができた。

■三冠馬は「黄金色の芸術」

オルフェーヴル(©ニュースサイトしらべぇ)

2011年の皐月賞・ダービー・菊花賞を制し、JRA史上7頭目の三冠馬に輝いたオルフェーヴル。フランスの凱旋門賞に2回2着に入ったその名は、フランス語で「金細工師」を意味する。

「黄金色の芸術」との賞された栗毛の馬体は、10歳を迎えた今も引き締まった美しさのまま。

オルフェーヴル(©ニュースサイトしらべぇ)

産駒は、ラッキーライラックが昨年の阪神ジュベナイルフィリーズを制し、エポカドーロが今年の皐月賞で勝ち鞍をあげている。

■香港を制したJRA年度代表馬

モーリス(©ニュースサイトしらべぇ)

香港G1に2回勝利し、2015年のJRA年度代表馬にも輝いたモーリス。昨年から、社台スタリオンステーションで種牡馬として繋養されている。

1歳のセリではわずか150万円、2歳時のトレーニングセールでも1,050万円で落札された馬が、世界で活躍して10億円以上の賞金を獲得すると想像する人は少なかったかもしれない。

モーリス(©ニュースサイトしらべぇ)

宝塚記念や有馬記念を勝ったグラスワンダーの孫にあたり、貴重な血脈を次代につなぐことになる。10日に行われた当歳馬のセレクトセールでは、初年度産駒が1億7000万円で落札されるほどの期待ぶりだ。

■あの北島三郎の「賞金王」

キタサンブラック(©ニュースサイトしらべぇ)

キタサンブラックという名前は、おそらく競馬ファン以外でも知らない人は少ないだろう。国民的演歌歌手の北島三郎が実質的なオーナーを務めていたことから「キタサン」。

オーナーの知名度だけでなく、JRAの獲得賞金1位を16年ぶりに塗り替えたのがこの馬だ。

キタサンブラック(©ニュースサイトしらべぇ)

昨年の有馬記念に優勝して引退したため、まだ種牡馬入りしたばかり。大柄な馬体は現役当時のままの迫力。今後、産駒の活躍が期待される。

■名牝の血を引く二冠馬

デュラメンテ(©ニュースサイトしらべぇ)

母はアドマイヤグルーヴ、祖母は「女帝」とも賞されたエアグルーヴ、その母はオークス馬・ダイナカール。皐月賞・ダービーの2冠を制しながら骨折のため菊花賞には出られず、2016年の宝塚記念(2着)を最後に引退したドゥラメンテ。

デュラメンテ(©ニュースサイトしらべぇ)

父はキングカメハメハ、母の父サンデーサイレンスという良血から、産駒への期待は高い。初年度産駒は、セレクトセールでモーリスを上回る1億8000万円で落札されている。

■無敗の三冠馬は6年連続ナンバーワン

ディープインパクト(©ニュースサイトしらべぇ)

今、日本でもっとも活躍している種牡馬は、競走成績においても史上2頭目の「無敗の三冠馬」となったディープインパクト。日本の競馬界を一変させたサンデーサイレンスの血を受け継ぐ筆頭格だ。

ディープインパクト(©ニュースサイトしらべぇ)

2012年から6年連続でリーディングサイアーに輝いており、種牡馬デビューした2007年に1,200万円だった種付け料は、今年ついに4,000万円に。それでも、国内外を問わず繁殖牝馬が列をなし、産駒はフランスやイギリスでも活躍している。

社台スタリオンステーションへは、新千歳空港から車で30分ほど。放牧されている種牡馬の見学は、午前6時から12時まで。放牧されている馬については、公式サイトに掲載されている。


(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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