留置所脱走、周知要請は約16時間と遅れ 「そんな理由で?」と怒りが殺到するワケ

しらべぇ / 2018年8月14日 18時30分

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(KatarzynaBialasiewicz/iStock/Thinkstock)

しらべぇでも既報の、留置所脱走事件の続報だ。容疑者の男は大阪府警富田林署の留置所から脱走後、今もなお逃走中なのだが、その間、富田林署の怠慢ともいえる実態が次々と明らかになった。

■文面検討のため周知遅れ

なんと、署が富田林市に対して防災行政無線で逃走を周知するよう要請したのは、発覚から約16時間後だったことが判明。署は「防災無線で流す文面を検討していたので遅れた」と説明しているという。

事件を把握していた市も、要請があるまで防災無線で呼びかけておらず、市は「早く情報提供すべきだった」としている。

■住民周知も9時間後

また、府警が事件を一般に周知したのは、男の所在がわからなくなってから9時間近くたってから。府警が男の所在不明を把握したのは、12日午後9時43分。しかし、住民に「メール」を配信したのは13日午前6時28分だ。

このメールというのは、「安まちメール」といわれるもので、犯罪などの発生を登録した住民らにメールで提供するシステムのことだ。一体何のためのシステムなのだろうか…。

「富田林署の留置場から、男が逃走しました。自宅の戸締まり等は確実に行ってください」という内容だったが、弁護士が接見を終えた12日午後8時の直後から、すでに署の外へ逃走していた可能性があったとのこと。

■「人命より形式か」と怒りの声

これら対応の遅さ、またその理由に対して、ネットでは「本当にあり得ない」と怒りの声が相次いでいる。

・過去に性犯罪を犯している人が逃げているというのに、「文面」て。そんなの一番事態を把握している人が話せば一瞬で済む話なのに

・ちょっと本当に意味が分からないんだけど。こんな非常事態にお役所的な動きしててどうすんの。人の命がかかってるんだよ

・人命より形式を選ぶのかよ。文面なんてなんだっていいじゃん。決裁なんてどうでもいいじゃん。これで新たな犠牲者が出たら本当に取り返しのつかないことになるぞ

なかには「もう何も言う気が起きない」と、怒りを通り越した呆れの声も上がっている。

■「もう何も信じられない」と疑心暗鬼に

また、次々と露呈していく署の呆れた対応に、ネットからは「うちの街も」といった不安の声が広がっている。

・警察を信じられなくて何を信じられんの。もう自分の身は自分で守るしかないのか…

・今回の事件では、富田林署だけにスポットライトが当てられてるけど、一つがこれなら他の署もこんな感じなんじゃないか

・最近は警察官による痴漢とかもあるから、本当にもう何も信じられない

凶悪犯が逃走するという人命に関わる一大事が起きているにも関わらず、「文面を検討していた」などという理由は果たして成立するのだろうか。

今も近隣住民の方々は、「近くにいるかも」という強い不安に襲われ続けているだろう。また、既に逃走から2日間近く経っている今、男は日本のどこに潜伏していても不思議ではない。一刻も早く捕まることを祈るばかりだ。


(文/しらべぇ編集部・清水 翔太

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