埼玉県で3人の教諭が懲戒処分に 数々の問題行動の実態とは…

しらべぇ / 2019年7月27日 8時40分

写真

(maroke/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

25日、埼玉県で3名の教職員の懲戒処分が発表になった。処分を受けた教師の授業中に行った行為に、波紋が広がっている。しらべぇ取材班が、埼玉県教育委員会にその詳細を聞いた。

■一対一の授業中に…

まず県南部の公立小学校の常勤講師の男性(30)を同日付で懲戒免職処分とした。

男性教師は6月11日、女子児童に対し他の児童とは別室で学ばせる「少人数指導教室」で1対1で指導。目をつむって触ったものの名前を当てさせるゲームを行い、両手でタオルを持って目を隠すように指示し、下半身を露出したという。

男性教師が下半身を露出させているのに気付いた女子児童が「嫌だ」と悲鳴を上げたため、男性は衣服を直し、授業を再開。女子児童から話を聞いた保護者が翌日、学校に訴え、事件が発覚した。

参考:元小学校教諭が給食費450万円を着服 用意周到な手口に非難の声

■まじめな勤務態度

この勤務校の校長の話によると、まじめな教師で服務規程違反もなかったそう。男性教諭は県教委の調べに「児童に下半身を触れさせようと前日に計画した。

住んでいる家を引き払うことや、親しくしていた女性と疎遠になり、ストレスがたまっていた」と話しているという。

■積立金を盗難

2人目は、市立桶川中学校の男性教諭(57)。1月27日に他の教員らの私的な積立金を盗み、コンビニ店のごみ箱に捨てたとして、停職6カ月の懲戒処分とした。

教諭は「置いてはいけない場所に現金を保管してあり、『懲らしめてやろう』と思った」と話しているという。

この中学校では、学年ごとに教師が自主的に教員の親睦旅行やお茶菓子代にあてるために積み立てを行っていたそう。男性教諭は、勤務校事務室内の耐火書庫に保管されていた現金317,931円を持ち出し、のちに校長にその行為を自ら申告。

なお、警察に被害届を提出していたが、教諭が自ら申告し被害金額も弁償したため、示談が成立。校長が被害届を取り下げたという。

■「不祥事の根絶に取り組む」

3人目は、熊谷市立妻沼東中学校の男性教諭(32)。飲み会で酒を飲んだ帰りに車を運転し、道交法違反で摘発され停職6カ月の懲戒処分とした。教諭は6月20日に略式起訴され、罰金30万円を支払った。

相次ぐ不祥事に対して、小松弥生教育長は「大変重く受け止めている。信頼回復のため、粘り強く不祥事の根絶に取り組む」とのコメントを出した。

明らかな犯罪行為を行っても、首にならない教育現場。民間との大きな認識のズレが、世間の不信につながっていることは、言うまでもない。


(文/しらべぇ編集部・おのっち

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング