「かわいいね」と近づき女性に暴行の元校長逮捕 不登校生徒などの支援も

しらべぇ / 2019年8月9日 9時0分

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(Connel_Design/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

文科省は、教育委員会が教育支援センターを整備するにあたって、「不登校児童生徒に対する適切な支援を行わなければならない」と定めている。太宰府市の教育支援センター長が、事件を起こした。しらべぇ取材班は福岡県警と太宰府市教育委員会を直撃した。


■「かわいいね」と声をかけ…

福岡県警筑紫野署は、8日午前9時15分、太宰府市都府楼に住む太宰府市教育支援センター長の男性(65)を暴行の容疑で通常逮捕した。容疑は6日午後4時10分ごろ、同市通古賀3丁目の路上で女性(18)に声を掛け、背後から手首をつかんだもの。

警察によると、男は現場近くのコンビニから出てきた女性に「かわいいね」などと言い、約20メートルつきまとった。女性はスマートフォンで音声を録音。男が乗った車のナンバーも目撃し、110番した。調べに対して、「声を掛けたが、手首はつかんでいない」と容疑を否認しているという。


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■校長経験者だった

太宰府市教育委員会によると、男は校長を経験したのち2014年3月に退職し、その後2年間教育委員会の指導主事を務めた。支援センターの前身の適応指導教室の支援員を1年務め、2017年の支援センター設立時からセンター長を務めていたという。

男に教諭時代の処分歴もなく、遅刻や無断欠勤もなかったという。教育委員会の教育部長は取材に対して、「警察の捜査に全面的に協力し、事実関係が明らかになった場合、厳正に対処する」と述べた。

教育長は「逮捕されたことについては、教育の信頼を揺るがすことで、大変遺憾であり、心よりお詫び申し上げる」とコメントしている。


■教育支援センターの現状

年間40万件起きているいじめなどの影響もあり、不登校児童の学習支援をする教育支援センターのニーズが高まっている。文科省の2015年の実態調査では、全体の6割の自治体が教育支援センター(適応指導教室)を設置。

大牟田市教育委員会では、校長経験者2名、教員免許保有者1名、子供たちをサポートしたいと応募があった臨時職員1名の計4名で児童・生徒の支援にあたっている。

小学校1年生から中学校3年生までのすべての学年をカバーし、小学部と中学部にわかれて、学習支援、スポーツ、自然観察などを行っているという。支援センターへの登校は、出席扱いになる仕組みとなっている。

児相職員の問題行動もそうだが、「児童・生徒の最後の砦」の信頼が失われる行為は、決して許されない。


(文/しらべぇ編集部・おのっち

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