勃起促進の海綿体注射が大失敗の男性 2週間「勃ちっぱなし」で緊急入院

しらべぇ / 2019年8月12日 18時40分

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(pinkomelet/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

男らしさを誇示したい。男性機能をアップさせたい。広く浅く、ワンナイトスタンドの関係を楽しんでいたミュージシャンはある時、看護師をお持ち帰りした。そのことが彼の「男」としての運命を大きく変えてしまうことになるとも知らずに…。


■看護師が勧めるままに…

英国ウェールズの出身で、ベルリンでミュージシャンとして活動しているダニー・ポラリスさん。彼の下半身に起きた驚きの話題が今、欧州のメディアを騒がせている。

まだ若い彼だが、もっと強さと男らしさを誇りたいと感じるようになっていたなか、看護師を「お持ち帰り」したことから、そのことについて相談。すると海綿体に注射して血管を拡張させ、男性機能改善を図るアルプロスタジルという薬剤があると教わり、それに飛びついてしまった。

バイアグラのようなED(勃起不全)治療薬を口から飲むより、強い効果をダイレクトに得られると喜んでいたダニーさん。ところがその注射は彼の体にとってあまりにも強すぎた。抗HIV薬も服用している彼は、ほかの薬剤についてもっと慎重であるべきだったようだ。


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■「二度と勃たないかも」と医師

なんと「勃起しっぱなし」という副作用を発症してしまったダニーさんは今、入院先の病院のベッドで苦痛と闘っている。2週間も続く勃起状態に対し、太くて長い針を麻酔薬を打たない尿道から刺し、充血が収まらない海綿体から少しずつ血を抜く治療が行われているのだ。

その正式な病名は「持続勃起症(プリアピズム)」。性欲、興奮や刺激に関係なく陰茎が勃起の状態を続け、もしもそれが4~6時間も続けば、最悪の場合はペニスの切断すら必要になる恐ろしい病気だ。

まだ数日間は勃起状態が続くかもしれないというダニーさん。医師からは「生涯もう勃起しないかも」と告げられており、このたびの治療が終了しても、その先に大きな不安が残っている。彼は「セックスこそが俺の生き甲斐」と豪語していた男なのだ。

■ED薬に飛びつく世代は…

若い男性にもEDは多いのか。しらべぇが性体験のある全国20〜60代の男性554名に調査したところ、バイアグラなどED治療薬を服用したことがある人々を年代別に見ると、20代が最多という驚きの結果になった。

ED治療薬

高齢男性が飛びつくという印象があるED治療薬だが、性生活が活発な若者の場合は「ほかの男たちよりタフで男らしいと思われたい」といったライバル意識が働いてしまうということもありそうだ。

ダニーさんは今、そんな若者たちに向けて「健康が第一。決してムキにならないで」と警鐘を鳴らしている。


■男性機能のトラブルもさまざま

このとおり、ED治療薬が原因となる男性機能のトラブルは少なくない。サイズアップ手術なども同様だ。海外から伝えられた興味深い症例を2点ほど紹介してみたい。

・13歳の少年が毎晩バイアグラを6錠も服用。「好きな女の子を抱く前にバイアグラを飲んでおけ」と友人に助言されたことが理由だった。そのうち服用しないと勃起しなくなり、親に付き添われて病院へ。


飲まなければ安心できないという精神不安が原因の「バイアグラ依存症」と診断される。(2016年8月 英国ランカシャー州で)


・本人の下腹部などから脂肪を抜き取りペニスに注入し、サイズアップを図る陰茎増大手術。安全と言われてきたこの手術を受けたスウェーデン・ストックホルムの30歳男性が死亡した。


原因は静脈から入った脂肪が肺に運ばれたことによる「脂肪塞栓症」。陰茎の根本付近を切開した際に静脈に傷がつき、そこに脂肪が入り込んだ可能性が指摘された。(2017年8月に報道)


なお、安易な陰茎増大手術に警鐘を鳴らすのは、米国の著名病院ランキングで常にトップを行く「メイヨー・クリニック」のトビアス・コーラー医師だ。「不必要なペニス増大手術はダメージの元。術後に勃起障害に苦しむ例もある」と述べている。


(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ



【調査概要】

方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日

対象:全国20代~60代の性体験がある男性554名

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