「馬鹿じゃないの」と発言した小学校教諭 教委は「児童を傷つけた重大事案」

しらべぇ / 2019年8月22日 19時0分

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(maroke/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

学校教師の体罰が後を絶たない。今回は、福島県の小学校の女性教諭が、自分のクラスの児童の心に深い傷を与えた。しらべぇ取材班は、福島県教育委員会を直撃。


■「1年生でもできるのに」

福島県教育委員会は21日、担任する学級の男子児童に体罰(侮蔑的な言動)をしたとして、県中地域の公立小学校の女性教諭(48)を減給6カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。

県教委によると、教諭は5月28日、担任の3年生の授業中、ノートを忘れていた男子児童に「これからも続けるんだよ、面白いから」などと高圧的な発言をした。

また、その後の個別指導では、指導と違うノートの取り方を指摘し、「馬鹿じゃないの」「1年生でもできるのに」などと言ったという。


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■教諭はその後休職

帰宅した児童から話を聞いた両親が学校に報告。児童は翌日から8日間、学校を休んだ。6月6日に校長が「不適切な指導があった」と両親に謝り、同10日には教諭が児童と両親に謝罪した。

学校の聞き取りに対し、教諭は「児童を傷つけてしまい申し訳ない。指導がうまくいかず、いらだちもあって言ってしまった。深く反省している」と話しているという。教諭は、この後診断書を提出して、6月10日から病気休職にはいった。

■過去には暴言で裁判も…

長崎県の純心女子高校に通っていた発達障害のある女子生徒が、当時担任だった女性教諭から暴言を受けて精神的苦痛を被ったとして、教諭と学校を相手に慰謝料などの支払いを求めた訴訟が、長崎地裁で6月6日に和解が成立した。教諭と学校が解決金50万円を支払うという内容だった。

訴状によると、女子生徒は入学した2017年の9月~2018年3月ごろ、50代の女性教諭から「こんな問題も解けないなんて人間じゃない」「他の学校に行った方がいい」などと言われ、適応障害を発症して自主退学したという。

また、3月には山口県立下松工業高校1年の男子生徒が、担任の40代男性教諭から暴言を繰り返し受け、頭を丸刈りにされたとして、クラスの生徒と保護者が教諭の懲戒を求める嘆願書を県教育委員会に提出。

男子生徒は教諭から「ぼけ」「あほ」などの暴言を日常的に受け、髪が長いという理由で頭をバリカンで丸刈りにされた。男子生徒は2018年12月から数日間、学校を休んだという。


■生徒と教師が共倒れになる

ネット上では、生徒と児童の共倒れを危惧する声があがっている。

「担任制なんてやめるのが無難だと思うんだよね。1人の先生に対して生徒の人数が多すぎる」


「これでは先生と生徒が、共倒れしてしまう」


「どんなノートの取り方をしてたか解らないが、人それぞれノートの取り方は自由だし」


減給6ヶ月は公務員として、非常に重い処分。福島県教委は、「児童の心を傷つけたことは重大事案」と判断したと話す。教師の暴言は、もう許されない時代だといえる。


(文/しらべぇ編集部・おのっち

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