民家からマスティフなど猛犬5頭が脱走 襲われた19歳女性が死亡

しらべぇ / 2019年9月5日 8時40分

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(K_Thalhofer/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

激しい攻撃力ゆえ非常に恐れられているピットブル、マスティフなどの猛犬。散歩中などに人を襲う事件が度々報じられており、飼い主には細心の注意が求められているが…。


■突然あがった女性の悲鳴

米国テネシー州のサウス・ノックスヴィルという町で先月23日、19歳の女性が5頭の大型犬に襲われて死亡する事件が起きた。

「助けて」という女性の悲鳴を聞きつけた住民が警察に通報。しかしノックス郡の保安官代理や動物保護当局の職員らが駆け付けた時には、引きずり込まれた茂みのなかで女性はすでに意識を失っていた。


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■現場は血の海と化す

全身のあちこちを噛まれ、食いちぎられるなど女性は見るに堪えない状態で病院に搬送され、その後に死亡が確認された。

犬はマスティフ、ピットブル、ロットワイラー&ラブラドールレトリバーのミックスが各1頭、そしてマスティフ&ラブラドールレトリバーのミックスが2頭。このうち1頭は撃ち殺され、残りの4頭は地元の動物保護当局に運ばれたという。

猛犬5頭は電気柵で囲まれた自宅の庭から脱走してこの事件を起こしていた。警察の事情聴取に対し、飼い主は「なぜ逃げ出したのかわからない」と話している。

■暴れ出した猛犬は手に負えない

不審者や空き巣・強盗など事件が多い国・土地では、こうした猛犬を飼う家庭が少なくない。それだけに同様の事件がたびたび発生している。

・米国バージニア州グーチランド郡で2017年12月、22歳の女性が家族の飼育するピットブル2頭を散歩させていたところ、突然襲われ食い殺される。


それぞれ体重は57キロ。闘犬用として飼育されていたなか、雑木林に入ったことで野生の血が騒ぎ、激しい興奮状態に陥ったものと考えられている。


・英国ケンブリッジシャー州ピーターバラで2018年11月18日、生後2週間の男の赤ちゃんに飼い犬のブル・テリア2頭が急襲。頭部に致命傷を負った赤ちゃんは事故から1ヶ月後に死亡し、両親が育児放棄の容疑で逮捕される。


■「犬が怖い」と感じる人々

猛犬を多頭飼いする目的は何だったのか。しらべぇ編集部では以前、全国20〜60代の男女1,353名に「ペットの散歩」について調査していた。約2割が「犬の散歩に遭遇して怖い思いをしたことがある」と回答している。

犬の散歩に関する調査

1頭でも怖い大型犬が5頭も揃って襲い掛かってくるなど、状況を想像するだけでも恐ろしい。現地では飼い主について、重過失致死罪での刑事告訴が妥当だろうとの声が高まっているようだ。


(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ



【調査概要】

方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日 

対象:全国20代~60代の男女1,353名(有効回答数)

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