税務署職員が飲酒運転による事故で隠蔽工作か 「公園で同僚と飲酒後に運転」

しらべぇ / 2019年10月19日 7時45分

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(jes2ufoto/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

愛知県警小牧署は14日、小牧市に住む昭和税務署の男性職員(23)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで通常逮捕した。しらべぇ取材班は、愛知県警などに話を聞いた。


■酒気帯びで電柱に衝突

逮捕容疑は、男は14日午前2時15分ごろ、呼気1リットルにつき0.15ミリグラム以上のアルコールを身体に保有する状態で、小牧市高根1丁目地内の路上において、軽乗用車を運転したもの。男性は電柱に衝突する事故を起こして110番。

現場では、男が強い匂いのガムをかんでいたため、警察官が呼気を調べると、基準値以上のアルコールが検出されたという。男は「公園で同僚と飲酒後運転した」と供述している。


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■不祥事が相次ぐ名古屋国税局

名古屋国税局管内では、税務署の職員が飲酒後に車などを運転し、事故を起こしたり、摘発されたりする事例が相次いでいる。同局によると、下田税務署(静岡県下田市)の50歳代の男性職員が2018年6月に交通事故を起こして逃げたとして逮捕。

同税務署では同年10月にバイク運転中の40歳代の男性職員が単独事故を起こして死亡した。2019年2月には静岡県内の税務署の女性職員が運転する車が対向車と衝突、相手運転者にけがを負わせる事故を起こし、書類送検されている。

名古屋国税局広報は、しらべぇ編集部の取材に対して、

「われわれは、友人と飲んでいたと聞いている。不祥事が起きるたびに管理者が指導、研修を行ってきたが、国民の信頼を失うことになり誠に申し訳ない。今後は指導を徹底していきたい」


と述べた。

■飲酒運転による死亡事故が…

飲酒運転による交通事故は、2006年8月に福岡県で幼児3人が死亡する重大事故が発生するなど大きな社会問題となった。

警察庁によると、その後、各方面の取組や、2007年の飲酒運転厳罰化、2009年の行政処分強化などにより、飲酒運転による交通事故は年々減少しているものの、近年では年間200件程度の下げ止まり傾向にあり、依然として飲酒運転による悲惨な交通事故は後を絶たないという。


■飲酒運転はなぜ危険か

アルコールには麻痺(まひ)作用があり、脳の働きを麻痺させる。 一般に「酔う」とは、血中のアルコール濃度が高くなることにより、大脳皮質(理性や判断をつかさどる部分)の活動をコントロールしている大脳下部の「網様体」が麻痺した状態を言う。

お酒に酔うと、顔が赤くなる、多弁になる、視力が低下するなどの変化が現れ始め、さらに知覚や運転能力をつかさどる部分が抑制されることにより、同じ話を繰り返したり、足元がふらついたりする。

このように、飲酒時には、安全運転に必要な情報処理能力、注意力、判断力などが低下している状態になる。そのため、警察庁は「飲酒運転を絶対にしない、させない」という強い意志を持ち、 飲酒運転を根絶しましょうと呼びかけている。


(文/しらべぇ編集部・おのっち

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